3.5L V6ターボとモーターでランクル史上最強の464ps発揮

このモデルは、既存のガソリンおよびディーゼルモデルよりもパワフルなセルフチャージング・パワートレインを搭載している。中東で初めて導入されたこの新型モデルは、近い将来、他の市場にも展開される予定で、日本市場にも導入されることが有力視されていることがわかった。
この新しいシステムの心臓部は、3.5L V6ツインターボガソリンエンジンと、単一の電気モーターを組み合わせたパラレルハイブリッドシステムだ。この2つのエンジンは、合計出力464ps/341kW、最大トルク790Nmを発揮し、ランドクルーザー史上最強のパワーを誇る。この数値は、上級グレードのレクサスLX700hにも匹敵し、パワーは10速オートマチックトランスミッションを介して四輪に伝達される。
トヨタによると、この電動パワートレインは「真のオフロード性能と信頼性を最優先に考え、電気モーターは最も過酷な地形でもスムーズで均一なスロットルレスポンスを提供します」と語っている。
詳細なスペックはまだ公表されていないが、トヨタ・オーストラリアは、このハイブリッドモデルは牽引能力においてディーゼルモデルを上回ると発表している。

外観的には、VXRトリム専用の改良されたフロントバンパー下部と、改良されたインテークデザインが、ハイブリッド版の特徴だ。GR Sportバージョンにはこれらの外観上の変更はないが、両トリムとも側面に「457TT」バッジ、テールゲートには「HEV」エンブレムが装着され、電動化アップグレードの証となっている。
キャビン内だが、2025年モデルアップデートで追加されたデジタルインストルメントクラスターはハイブリッド専用グラフィックで、12.3インチのインフォテインメントディスプレイと組み合わされている。トヨタは荷室容量を公開していないため、非電動モデルと比べて容量が劣っているかどうかは不明だが、トランクエリアには電源コンセントが備えられているようだ。
気になる価格だが、VXRグレードは106,200ドル(約1,529万円)、GRスポーツグレードが111,600ドル(約1,600万円)となっている。
日本導入は、最速で2025年内、遅れれば2026年前半と予想され、日本市場での価格は1千万円前後と予想される。













