特徴的な水平LEDライトバーはそのままに、ヘッドライトの内部構造を改良

初代である現行型は、2021年に発売されており、これが初の大幅改良となる。宇宙船をモチーフにしたと伝えられ、その丸みを帯びたボディシルエットから、「韓国のエスティマ」とも言われているモデルだ。
オーストリア・アルプスでテスト走行中を捉えたプロトタイプは、ボディ全体をカモフラージュしているが、フェイスリフト版における最大のアップデートは、フロントエンドになると予想されており、新型はヒョンデの進化するデザイン言語に合致するものとなっている。プロトタイプは、グリルのデザインを刷新し、よりダイナミックな個性を際立たせる斬新なパターンを採用しているようだ。さらに、再設計されたフロントバンパーは、より彫刻的でアグレッシブなスタンスに貢献している。
もう一つの注目すべき変更点はヘッドライトのグラフィックだろう。特徴的な水平LEDライトバーはそのままに、ヘッドライトの内部構造が改良され、よりモダンで印象的な外観になると予想される。これは、同ブランドが最新の照明技術を取り入れながら、スターリアの独特の美観に磨きをかけていることを示唆している。
エクステリアのフェイスリフトが最大の目玉だが、インテリアにもマイナーチェンジを施す可能性がありそうだ。内部画像では中央部分が隠れており不明だが、プレミアムMPVセグメントにおけるスタリアの競争力を維持するために、素材のアップデート、最新技術、そしてインフォテインメントシステムの改良が見られるかもしれない。

現行スターリアのラインナップは、2.2リットルディーゼルエンジン、3.5リットルV6ガソリンエンジン、そしてハイブリッドモデルなど、多様なパワートレインを提供している。大きなメカニカルな変更はまだ確認されていないが、エンジンの微調整によって効率と性能を向上させる可能性がある。さらに、ブランドの電動化戦略に沿って、ハイブリッドモデルも導入するのではないかとの憶測もあるようだ。
スターリア改良新型のワールドプレミアは、早くて2025年後半、遅れれば2026年初頭と予想されている。
ヒョンデの戦略を考えると、この改良モデルはまず韓国で発売され、その後、東南アジア、中東、ヨーロッパなどの国際市場に展開される可能性が高いのだが、果たして日本市場への導入はあるのだろうか?実はスターリアは発売時から日本導入の噂があり、実際、日本でプロトタイプが走行しているのが目撃された過去があるなど、日本発売がいつ実現しても驚くことはない。
















