デザインはさらに筋肉質でエモーショナルに

新型Q3の発表に際して、アウディAGのゲルノート・デルナーCEOはこのように述べている。
「アウディQ3は初代モデルの発売以来、全世界で累計200万台以上販売された、アウディで最も売れているモデルのひとつで、製品ポートフォリオの中でも高い地位を占めています。Q3の第3世代の登場で、重要なモデルファミリーはアウディのプロダクト・イニシアティブの一環として刷新され、また、力強いプラグインハイブリッドおよび効率的な内燃エンジンを導入して、アウディのラインアップを強化します。この新型モデルは、効率性、ドライビングダイナミクス、快適性を兼ね備えています」

新型Q3はさらに筋肉質でエモーショナルなデザインとなった。そのボディは、丸みを帯びたセクションと正確なラインの完璧な組み合わせによって形作られている。幅の広いシングルフレームは高い位置に配置され、細く絞られたヘッドライトは精悍な表情を生み出し、車両の空力コンセプトに完全に統合されている。このデザインは、非常に効率的な空気の流れをフロントエンド周辺で確保する。調整可能なエアインテークがシングルフレームの下部に取り付けられており、空気のロスを最小限にとどめて流すことができる。パーキングセンサーもこの位置に配置され、運転支援システムのセンサーは、フォーリングスの背後に設置された。
サイドから見ると、フロントとリヤのライトの間にある水平のショルダーラインが、車両を視覚的に上下2つのパートに分け、特別な光の効果を生み出すします。上部は光を捉え、下部は影に沈む。角度のついたDピラーと組み合わさることで、グリーンハウスはさらにダイナミックに見える。前後フェンダーの力強く浮かび上がるブリスターは、初代quattroを想起させる。

リヤもクリアなデザインが特徴だ。2分割されたリヤライトと分離された細いライトストリップが車両の全幅をシャープに横切り、リヤにクリーンな印象をもたらしている。その下には、視覚的に穏やかな広い面が広がる。ディフューザーは位置の高いバンパーに統合されている。
よりスポーティな「Sライン」の装備は、差別化された前後バンパーと、セレナイトシルバーのアドオンパーツを備え、標準モデルへのオプションとして用意されている。エクステリアパッケージにはブラックもあり、ブラックのアドオンパーツが含まれる。
ボディカラーは、アルコナホワイトのソリッドペイント仕上げも含む全11色。グレイシアホワイト、ミトスブラック、アローグレー、タンボラグレー、プログレッシブレッドおよびナバラブルーは、メタリックペイント仕上げとして選択可能だ。これらに加えて、新色のセージグリーンおよびマデイラブラウンが加わった。マデイラブラウンのマットペイント仕上げは、新型Q3の限定専用色だ。「Sライン」では、デイトナグレーのメタリックペイント仕上げも選べる。タンボラグレーは「アドバンスドライン」にのみ提供される。
新しいホイールデザインは、標準で17インチから最大で20インチまで用意。組みわせるタイヤの幅は215mmから235mmへと拡大された。18インチから19インチのエアロホイールもラインナップされている。Audi Sportでは、19インチおよび20インチサイズで合計5種類のホイールデザインを用意。これにはブラックメタリックのダーク仕様が2種類含まれ、5アームトライポッドデザインの20インチホイールと、マルチスポークSデザインの20インチホイールだ。
空力性能と車両全体の静粛性は、先代モデルと比べて大幅に改善された。空気抵抗係数(Cd値)0.30に加えて、重点が置かれているのは主に音響快適性だ。新型Q3は、コンパクトセグメントのアウディモデルとして初めて、フロントサイドウィンドウにアコースティックガラスを採用。車両内のシーリングと断熱の最適化と組み合わせることで、調和のとれた音響コンセプトが実現され、走行快適性が明確に向上している。

インテリアは先代モデルと比べて、デザインと機能性が大幅に向上した。視覚的なコントラストを取り入れたデザインは、要素を意図的に前景または背景に配置することで、居心地のよいインテリアを生み出している。
ドアからダッシュボード全体の幅にわたって、ソフトラップと呼ばれる一体感のある装飾パネルが広がっており、最大限のスペース感覚を引き出すために水平基調を強調。11.9インチのインストルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイによるパノラミックディスプレイが、いわゆるデジタルステージを構成。そのカーブしたデザインにより、ドライバー志向のコックピットレイアウトが生まれた。重要な情報を補完するヘッドアップディスプレイも、デジタルディスプレイに加えられている。すっきりとしたセンターコンソールは、フラットなドアハンドルとモダンなデザインにより空間と快適性を強調している。
新しいステアリングホイールコントロールユニットは、実用面で大きなメリットをもたらす。2本の新しいステアリングコラムレバーを初めて統合することで、センターコンソールの収納スペースを拡大し、新たなユーザーエクスペリエンスと、より優れた空間効率を実現。右側のレバーはシフトセレクターとして、左側のレバーはライト機能およびワイパー操作用のコントロールエレメントとして機能する。
センターコンソールからシフトセレクターがなくなったことにより、ふたつのカップホルダーを備えたコンソールにさらにスペースが生まれた。15Wの充電出力を持つ冷却機能付きの非接触充電トレイは、2基のUSB-Cポートが備わり、必要に応じてスライドカバーで覆うことができる。リヤにはさらに2基のUSB-Cポートが備わっている。

暗い場所では、さまざまなライティングパッケージ(アンビエントライトパッケージプラス/プロ)がインテリアの雰囲気を際立たせる。ダッシュボードとセンターコンソールに設けられたマーカーライトが、インテリアの明確なラインを強調。MMIパノラミックディスプレイの下部およびドア内の間接アンビエントライティングは、インテリアデザインをさらに引き立てる。
新しいデザインエレメントとして、フロントドアには広範にわたるイルミネーションが初めてオプションとして用意された。このために、ファブリックパネルには300回のレーザーカットが施されている。ドアトリム内の光源が、異なるサイズの5つのセグメントを背面から照らし、車両のロックおよびアンロック時に、ダイナミックな光の流れを生み出す。このイルミネーション付きファブリックパネルは、機能性とエモーショナルなデザインエクスペリエンスを融合させたもの。MMIから30色のカラーバリエーションを選択可能で、パーソナライゼーションの可能性が広がる。
新たにオプションとして設定されたSONOSプレミアムサウンドシステムのスピーカーはドア上部に配置。バーチャルに生成された新しいサラウンドサウンドにより、臨場感あるリスニングエクスペリエンスを提供する。センタースピーカーおよびサブウーファーを含む12基の高性能スピーカーは、最大出力420Wのアンプによって駆動。4つのプリセットされたサウンドプロファイル(ナチュラル、コンサート、ラウンジ、ポッドキャスト)から選ぶことができる。さらに、ファンクション オン デマンド(FoD)を通じて、いつでもサウンドエクスペリエンスを拡張する機能を追加することも可能だ。
サウンド&ファンクションパッケージは、選択したサウンドシステムを強化する以下の3つの追加機能がある。
●低音の強化:より正確で強力な低音体験
●自動レベル調整:ソース変更時でも同じ音量を維持
●音質補正機能:圧縮された音楽ファイルのサウンド改善
インフォテインメントシステムはAndroid Automotive OSを採用。YouTubeなどのサードパーティ製アプリは、Audi Application Storeから利用可能だ。MMIに直接統合されているため、使用の際にスマートフォンは要らない。
学習型音声操作アシスタントのアウディアシスタントは、さまざまな車両機能を操作するために活用できる。このアシスタントはAIによって強化されており、車両に直接統合されている。今回初めて、MMIのセンタータッチディスプレイにアバターとして表示されるようになった。さらに、作動中にはヘッドアップディスプレイまたはアウディバーチャルコクピットにもアイコンとして表示。アウディアシスタントが理解した入力内容はメーターパネルにも表示される。
荷室容量は488Lを確保。シートを前方にいっぱいまでスライドさせアップライトに設定した場合、575Lになり、シートを折りたたむと最大で1386Lまで拡げられる。

パワートレインは、ガソリンエンジンのマイルドハイブリッド、ディーゼル、そしてプラグインハイブリッドの3種類が用意された。
ガソリンマイルドハイブリッドは150psを発する1.5Lの「TFSI 110kW」と、265ps/400Nmを引き出す2.0Lの「TFSIクワトロ195 kW」を設定。「TFSI 110kW」の1.5Lエンジンは、低・中負荷時に第2および第3シリンダーを一時的に休止させるシリンダーオンデマンド(COD)システムが採用されている。「TFSIクワトロ195 kW」は内燃エンジンの中で最も高出力だ。トランスミッシンはいずれも7速DCT(Sトロニック)を組み合わせる。
150ps/360Nmを発揮するディーゼルの「TDI 110 kW」は、7速DCT(Sトロニック)を組み合わせる前輪駆動モデル。長距離移動に適した優れた燃費性能を実現する。
そして、プラグインハイブリッド(PHEV)は、電動駆動モデルでありながら、同様に長距離走行に適しており、これまで以上にパワフルで効率的だ。「e-hybrid 200kW」は、エンジンと電動モーター(85 kW/330Nm)を組み合わせ、システム全体で200 kW(272ps)/400 Nmを発生。
総電力容量25.7kWhの高電圧バッテリーを搭載しており、外形寸法は従来モデルとほぼ同じながら、その容量はほぼ2倍になっている(正味容量は19.7 kWh)。バッテリーは96個の角形セルで構成され、4つのモジュールに分割されており、従来よりも多くのエネルギーを蓄えることができる。セル化学の最適化とパッケージの改善により、各モジュールの充電容量は従来の37Ahから73Ahへと向上した。
これにより、WLTPテストサイクルでの電動航続距離は最大119 km(参考値)に達する。「e-hybrid 200kW」は、理想的な条件下で最大50kWのDC充電に対応し、電動走行による快適な移動を可能にする。バッテリー残量10%から80 %まで充電するのにかかる時間は3分未満だ。

エンジンに加えて、ドライビングダイナミクスも大幅に改善された。新開発の標準サスペンションは、より優れたドライビングエクスペリエンスを提供する。サスペンションシステムは、スチールスプリングサスペンション、スポーツサスペンション、そして2バルブダンパーコントロール付きサスペンションだ。
ダンパーコントロール付きサスペンションは、路面の状態およびその時の走行状況に合わせて連続的に反応。その際、ステアリング、ブレーキング、アクセルなどのパラメーターを考慮に入れ、理想的な減衰力がホイールごとにコンマ数秒で計算。ショックアブソーバーにより調整される。より速く反応する2バルブダンパーにより、ボディとサスペンションの接続がよりスムーズかつ高精度になると同時に、伸び側および縮み側のステージを個別に制御することにより、ドライビングダイナミクスが最適化される。伸張と圧縮による振動をそれぞれ独立して制御できるからだ。これにより、快適な走行とスポーティな走行との特徴の違いを、より明確に感じることができる。
新型Q3の俊敏性は、オプション装備のプログレッシブステアリングシステムによっても向上する。このステアリングは過度にダイレクトではなく、センターから非常に正確に作動。ステアリングを切り終わるにつれて、ステアリング比は大幅に減少し、より高い取り回し性を実現。ステアリングの動きは、よりダイレクトにホイールへと伝達される。さらに、ステアリングホイールを通して応答性がより明確に体感できるようになり、路面からのフィードバックも向上。摩擦の低減によって、より豊かなステアリングフィールが得られる。
新型Q3のアウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムでは、これまでのautoモードはbalancedモードになる。名称が示すように、balancedモードは走行ダイナミクスと快適性の最適なバランスを表す。balancedモードは車両が起動時に作動し、個々の要求に合わせて設定することも可能だ。「Offroad plus」(quattro用)もMMIを通じてデフォルトモードとしてプリセットすることができる。

新型Q3のライティングテクノロジーは、アウディのコンパクトセグメントにおいて初めて採用された、フルサイズクラスのデジタルマトリクスLEDヘッドライトを活用するものだ。新型Q3は、DMDモジュールに代えて、マイクロLEDモジュールを初めて使用。モジュール上には2万5600個のマイクロLEDがあり、このモジュールの幅は約13mmだ。各マイクロLEDはおよそ40マイクロメートルの大きさで、これは人間の髪の毛のおよそ半分の太さ。このマイクロLEDテクノロジーを使用することで、照射性能が大幅に向上。その結果、路面上で非常にクリアなコントラストが得られ、とくに気象条件が厳しい場合は便利だ。
ライトガイダンス機能は、レーンガイダンスおよびオリエンテーションライトとして知られており、運転支援機能とより緊密に結びついている。アシスタンスシステムからの重要な情報を、車両前方のドライバーの直接の視界内と道路上に表示を映し出すことで、走行安全性がさらに高まる。
新しい機能として、ドライバーが高速道路で車線変更をする際に死角に車両がある場合、車線変更アシストからのアクティブワーニングが、レーンライトに表示される機能がある。また、オリエンテーションライトにおけるレーンデパーチャーワーニング表示は、郊外道路や高速道路においてもドライバーをサポート。この機能は、メーターパネルの表示と同様に、レーン境界線を意図せず越えた際に作動する。さらに交通情報の延長として、路面凍結の可能性がある場合、約70km/hから氷の結晶のワーニングシンボルを路面に投影する。

高度なライトガイダンスはまた、ドライバーの視認性が悪くなることが多い工事中の道路で役立つ。デジタルマトリクスLEDヘッドライトがライトガイダンスを自動的に調整し、オリエンテーションライトを優先してレーンライトをオフにするため、狭い工事中の道路でも正しいレーンに留まって進める。また今回初めて、例えばレーンライトなどのデジタルマトリクスLEDヘッドライトの個別機能を、MMIからユーザー自身でオフにすることが可能になった。
また、ダイナミックなカミングホーム/リービングホーム機能の拡張機能として、車両に乗り込む際やエンジンを停止する際のサインを、3種類の異なるデザインから選択することも可能だ。
デジタルマトリクスLEDヘッドライトはマイクロLEDの光源と組み合わせることで、ハイビームの非常に精密な光分布と、他の道路利用者に対するさらに優れた防眩制御を実現し、道路の安全性を高める。
デジタルマトリクスLEDモジュールに加えて、片側23個ずつのセグメントで構成されるLEDテクノロジーを採用するデジタルデイタイムランニングライトは、道路上で車両の視認性を高める。車両の装備内容に応じて、最大4種類までのデジタルライトシグネチャーを、好みのカミングホーム/リービングホームライティングのシナリオにあわせてフロントおよびリヤに映し出すことができる。リヤにはオプションのデジタルOLEDリヤライトが備えられ、連続したLEDライトストリップによって引き立てられている。合計36個の異なるセグメントが6つのデジタルOLEDパネルに分けられており、これによってデジタルリヤライトシグネチャーが可能になっている。リヤのイルミネーションリングは特に目を引く特徴となっており、ロービームが点灯されるとともに輝きを放つ。

運転支援機能は、日常の運転生活をより安全で楽にする、幅広いシステムを採用。市場投入時の標準装備には、距離表示付きパーキングシステムプラス、アダプティブクルーズコントロール機能追加に対応するクルーズコントロール(スピードリミッター含む)、エマージェンシーアシスト付きレーンデパーチャーワーニング、交通標識認識、ドライバーモニタリングによる注意力および疲労警告、回避およびターンアシスト付きアクティブフロントアシスト、フロントクロストラフィックアシスト、フロントエマージェンシーブレーキアシストが含まれる。
運転時の快適性を高める特徴的な機能に、アダプティブドライビングアシストプラスがある。これは縦方向および横方向のガイダンスをサポートし、レーンチェンジアシスタント機能によって補完されるもの。このシステムは加速、減速、速度維持、設定された車間距離の保持、および最高210 km/hまでの速度区間におけるレーンガイダンスを行う。また、高速道路で90 km/h以上の速度におけるアシスト付きレーンチェンジもサポート。これはMMIを通じて作動され、後方レーダーのデータを使用してレーンチェンジが可能か、どの方向に可能かを、メータークラスターおよびヘッドアップディスプレイに白い矢印で示す。ウインカーをタップしてレーンチェンジを開始すると、システムはステアリング操作を積極的にサポートする。
オンラインデータと連動して、アダプティブドライビングアシストは、認識されたレーン境界がなくても車両のレーン維持が可能で、そのため高速道路以外の地方および都市部のドライブにおいても快適性を高めることができる。アダプティブドライビングアシストにオンラインデータを活用できる期間は車両引き渡し後3年間で、その後は有料で利用期間を延長するオプションが選べる。
エマージェンシーアシストは今回初めて、ドライバーが反応しなくなった場合に車両の操作を引き継ぐことが可能になった。その場合、エマージェンシーアシストは自律的にQ3を路肩に移動させ停止させる(Tech pro packageとの組み合わせ時のみ)。このようなケースでは、アシスタントは視覚的、聴覚的、およびブレーキのショックを伴う触覚的な警告を行い、ハザード警告灯を点灯させる。
さらに道路上での安全性を高めるために、インテリアカメラがドライバーの眠気や集中力欠如の兆候を監視する。ドライバーが一定期間Q3の警告に反応しない場合、警告音が鳴り、メーターパネル上に視覚表示が現れます。それでもドライバーが反応しなければQ3は自動的に路肩に寄せ、エマージェンシーサービスへ通報。データは保存されない。

学習型パーキングでは、ユーザーはQ3に個別の駐車操作を教えることができる。カーポートやガレージへのアクセスが困難な場合、Q3は一度だけ学習すれば、それ以降は自動的に駐車を行い、ドライバーは見守るだけ。駐車スペースからの退出も同様だ。新型Q3は最大で5つの駐車操作、長さにして50mの距離を記憶することができる。なお、各操作には個別の名称を付けられる。
市街地で袋小路に入った際には、新しいリバースアシスタントが信頼できるサポートを提供。Q3は35km/h以下の速度で約50mの距離を記憶し、自律的に約10km/hの速度で後退する。
市街地においては、パーキングシステム付きパークアシストプラスが駐車時に役立つ。超音波センサーが適切な縦列または前向き、後ろ向きの駐車スペースを検知すると、的確なステアリング操作でドライバーを支援する。
パークアシストは、駐車スペースからの後退時にもサポートを提供し、マニュアルでの駐車操作中にオンすることも可能。このアシストを有効にするには、ドライバーはディスプレイの指示に従って、適切にアクセルおよびブレーキ操作を行う必要がある。4つの広角サラウンドカメラは車両の周囲全体をカバーして、より便利な操作のために様々なビューを提供。ドライバーは、MMIディスプレイで異なるビューを選択でき、駐車スペース内での車両の位置決めが容易になる。
道路標識認識は警告も表示する。例えば優先道路、工事現場、横断歩道、動物横断、鉄道踏切の標識を認識する。