全貌解明まであと少し! リアウィンドウはない!? メルセデスAMG、新型電気ハイパーカーを予告

メルセデス AMG ティザーイメージ
メルセデスAMGは、鮮やかなオレンジ色を放つ、謎のティザーイメージを公開した。

C111を現代的に解釈したハイパーカー!

メルセデス AMG ティザーイメージ

謎に包まれた新たなモデルは、2023年のコンセプトカー「Vision One-Eleven」から大きな影響を受けている可能性が高く、電動パワートレインは、Yasa製のコンパクトなアキシャルフラックスモーターを搭載、各489psを発揮する可能性がありそうだ。

メルセデスAMG ビジョン・ワン・イレブン

AMGは、「GT 4ドアEV」という独自のセダンや、クロスオーバー「GT SUV」なども発表を控えるなど、メルセデスベンツのモデルのパフォーマンス版しか製造していなかった時代から大きく進歩した。
そして今、AMGは2023年の「ビジョン・ワン・イレブン」コンセプトにインスパイアされた、2台目のスーパーカー、あるいはハイパーカーも準備しているようだ。

AMGは新型モデルのティーザー画像を2枚公開し、「何か大きなものが間もなく登場する」と表現している。
具体的な詳細は明かされていないが、メルセデス・ベンツのクラシックモデルC111にインスパイアされた2023年型コンセプトカーと、いくつかの明らかな類似点が見られる。

まずはボディカラーだ。
独特のオレンジの色合いは、C111やビジョン・ワン・イレブン・コンセプトに見られるものと非常によく似ている。
ティーザー画像の1枚には、黒いパーツが配された塗装済みのボンネット、大きなエアベント、そしてC111やコンセプトカーと非常によく似たストライクが映っている。

2枚目のティーザー画像はやや謎めいているが、車のルーフが写っており、大きな「AMG」ロゴが確認できるほか、リアウィンドウがないのが目を引く。

ティーザー公開されたモデルが、AMG待望の4ドア電気自動車セダンである可能性もわずかながらある。
しかし、そのプロトタイプは従来のリアウィンドウを備え、今回のティーザーで示されているような複雑なボンネットベントは備えていないため、可能性は低いとみられる。

同ブランドは、少なくとも昨年から、ポルシェ・ミッションXの直接的なライバルとして位置付けられる完全電気自動車ハイパーカーの開発に取り組んでいることが判明している。
このモデルはビジョン・ワン・イレブンをベースとし、先進的な800ボルトアーキテクチャを備え、新しい「AMG.EA」アーキテクチャを採用すると思われる。

また、新型車には米国Sila Nanotechnologies製の円筒形セルを使用したリチウムイオンバッテリーパックが搭載されると報じられており、メルセデスが2021年に買収した英国企業Yasaが開発した複雑な軸流電動モーターも搭載される可能性がありそうだ。
これらのモーターはそれぞれ、重量わずか53ポンド(24kg)で最大489ps、800Nmのトルクを生み出す。

この新型ハイパーカーの正体が判明するまで、あと数日から数週間と予想される。

キーワードで検索する

著者プロフィール

APOLLO 近影

APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…