トヨタ「ハリアー」次期型、セクシーなクーペSUVに!? RAV4とは一線を画すデザインに

トヨタ ハリアー 次期型 予想CG
トヨタは現在、ベストセラー・クロスオーバーSUV「ハリアー」次期型を開発中と見られるが、その詳細が見えてきた。

ボディはワイド&ロー、エンジンはボリュームダウンで1.5Lに

トヨタ ハリアー 次期型 予想CG

初代ハリアーは、1997年に「カムリ」のプラットフォームをベースに誕生した。
第3世代となる現行型は2020年に登場、現在4年が経過しているが、すでに次期型の開発が進められているようだ。
また、北米では2024年に販売終了となっているが、復活することになりそうだ。

トヨタ ハリアー 現行型

トヨタのコンパクトSUVラインナップは新たな刷新を迎えており、今月初めにデビューした、新型RAV4が主役となっている。
しかし、この熾烈な競争が繰り広げられるセグメントに、大人気モデルの新型がその主役の座を狙いに行くようだ。

最新情報によると、新型ハリアーは、RAV4より洗練されたクーペSUVとしての地位を確立しようとしているという。

早速、提携しているピクセルデザイナー、Theottle氏が最終デザインを予想し、CGを製作、これまで見られなかったリアセクションも描いてくれた。

フロントエンドは、鋭いハンマーヘッドデザインを採用、RAVと似たグリルを持つが、全体的によりスポーティーな印象だ。
また、リアセクションではグラフィックデザインを刷新した、LEDストリップライトが継承されるようだ。

北米における2代目ヴェンザは2020年にデビューし、短い休止期間を経てトヨタの北米ラインナップに復帰した。
基本的に日本の4代目ハリアーのリバッジ版であり、スタイリングは、トヨタというよりレクサスに近い。
RAV4ハイブリッドをベースとしながらも、ヴェンザはコンパクトSUVとミッドサイズSUVの中間に位置する存在だった。

北米では、2024年にトヨタはアメリカでのヴェンザの販売を終了し、クラウン・シグニアが間接的な後継車として登場した。
日本ではハリアーは人気を保持し、2025年にはナイトシェードエディションを含むアップデートを受けるなど、現在でも人気を誇っているが、その熱が冷めやらぬうちに新型が投入されそうだ。

最新情報によると、次期ハリアーのホイールベースは約2,750mmに延長され、現行型より60mm長くなるという。
また、全高は1,550mmと110mm低く、全幅は5mmワイドに進化するようなのだ。

全長4,760mmとなる新型は、BMW X4、メルセデス・ベンツGLCクーペ、アウディQ5スポーツバックといったプレミアムクーペSUVに近いサイズとなる。

インテリアに関しては、少なくともデザインと質感の面では、新型ハリアー/ヴェンザはRAV4よりも高級感を増すと予想される。
技術面では、12.9インチのインフォテインメントディスプレイや、最新のコネクティビティ機能に加え、より広範なワイヤレスアップデートが提供される予定だ。

いくつかのアップグレードはあるものの、先代モデルと同じ「TNGA-K」プラットフォームを継承すると予想される。
このプラットフォームは、RAV4、クラウンスポーツ、ハイランダー、グランドハイランダー、レクサスNX、RX、TXなど、多くのトヨタ車とレクサス車のベースにも採用されている。

パワートレインは、トヨタがスバル、マツダと共同で開催した次世代エンジン技術説明会「マルチパスウェイ・ワークショップ」で発表された中の、1.5リットル直列4気筒ターボエンジンが搭載されると予想されている。
これは既存の2.5リットル直列4気筒自然吸気エンジンより、体積が20%、全高が15%低減している。つまり、ノーズはより低く、CD値や燃費が向上するフォルムが完成する。
このほか、同エンジンにモーターを積んだハイブリッドや、システム合計の最高出力320psを発揮するプラグインハイブリッドが予定されているという。

ハリアー次期型の登場だが、当初2026年後半と見られていたが、2027年になる可能性もあるようだ。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…