半導体後工程および電子部品実装分野における世界トップクラスのトータルソリューション企業を目指す
YRCは、ヤマハの完全子会社であるYRHおよびその完全子会社である株式会社新川、アピックヤマダ株式会社、株式会社PFAの会社統合により設立する新会社で、半導体後工程および電子部品組立装置の開発、製造、販売を手掛ける。
YRCは事業成長と体制進化のためのさまざまな施策により、今中期最終年度となる2027年に500億円以上、2030年代初めには1000億円の売上収益を目指す。

この目標達成に向けて、事業成長と体制進化の2側面からの施策を実施。事業成長では“コア領域(一般半導体)で稼ぎ、成長領域(先端半導体)で伸ばす”方針のもと、コア領域では新プラットフォームモデル投入、成長領域では、先端半導体への集中投資や将来領域の開発を推進する。
体制進化では、YRC設立により、クロス活動によるシナジー最大化、事業コア 5つの力強化(製造・販売・技術・サービス・コーポレート)、人財採用・育成・活躍施策強化などを推進する。
これらに加えて海外拠点の強化を進める。これまで、韓国販売拠点の拡大や、ベトナム開発拠点の拡大などを実施してきたが、今後拡大が見込まれるインドについても、新たに販売サービス拠点の設置を計画している。
ヤマハおよびYRCは、顧客の期待を超える価値と信頼の創出を加速させ、半導体後工程および電子部品実装分野における世界トップクラスのトータルソリューション企業を目指す構えだ。