バンパー下部まで届くオリジナル仕上げの巨大ラジエーターグリルを新採用

パトロールは、現行日産ラインアップでも最も歴史の長いモデルのひとつで、初代は1951年に登場した。北米で販売されるパトロールは、1980年から2007年まで日本で「サファリ」として人気を博したモデルでもある。

先代では、NISMOの名称を冠したスポーツモデルが初めて採用されたが、現行パトロールにもこの仕様が採用される予定となっている。提携するNikita Chuicko氏から入手した予想CGは、先日SNSに流出した画像と最新情報から製作されており、ほぼこのデザインで間違いないだろう。
パトロールNISMOは、標準とは外観が大きく異なる。まず、バンパー下部まで届く、オリジナル仕上げの巨大ラジエーターグリルが新たに採用される。バンパー自体は完全に新しくなり、エッジに沿って垂直の装飾インサートと、赤い下部リップが採用される。また、ドアシル下のパッド、リヤバンパーエレメント、Dピラーのモデル名入りインサート、そしてドアミラーの小さなエレメントなど、多くのNISMOレッドラインが配置される。

さらに、完全に新しいリヤバンパー、改良されたフロントフェンダーの装飾インサート、そしてボディ同色に塗装されたホイールアーチのワイドパッドが採用されている。足回りには、は新しいホイールも装着される。
パトロールのスポーツバージョンには、標準SUVと同じ3.5L・V6ツインターボエンジンが搭載されるはずだ。ベースモデルでは最高出力425ps、最大トルク700Nmを発揮するが、ニスモバージョンでは若干の性能向上が見込まれ、455psを発揮すると予想される(ちなみに、先代パトロールニスモは、標準モデルのパトロールより28馬力高い428psの自然吸気V8 5.6Lエンジンを搭載していた)。
新型モデルは、アスファルト路面での性能向上を図るため、技術的な改良が加えられる可能性が高い。例えば、先代パトロールニスモには、ビルシュタイン製ショックアブソーバー、耐熱性向上ブレーキ、そして最低地上高の低減が採用されていた。
パトロールNISMOのワールドプレミアは、6月24日と予想されており、ベースモデル同様に日本発売の期待がかかる。