空気抵抗係数は、欧州仕様の0.25以下になり、航続距離はさらに伸び、加速性能もアップ

リーフ新型は、前世代のハッチバックから、クロスオーバーSUVに進化したのが最大の特徴だ。

新型の日本仕様では、53kWhと75kWhのバッテリーを用意、2種類の水冷式リチウムイオンバッテリーが設定される。エントリーグレードでは、最高出力 177ps、最大トルク345Nmを発揮、航続の距離は600km超(WLTC基準)となる。一方上位グレードは、最高出力218ps、最大トルク355Nmで、航続の距離は750km(WLTC基準)となっている。
米国では、2026年型リーフのコンフィギュレーターが日産の米国版ウェブサイトで公開されているが、エントリーグレード「S+」とミドルグレード「SV+」には、フラッグシップモデルに標準装備されているクールな機能がいくつか搭載されていないほか、「Z32」フェアレディZを彷彿させる「3Dホログラフィックテールライト」は採用されていない。
インテリアデザインにも、グレード間で若干の違いがある。エントリーレベルのS+には12.3インチのデュアルディスプレイが標準装備され、SV+とプラチナ+にはGoogle Home搭載のより洗練された14.3インチのデュアルスクリーンが装備されている。
そして、最上位グレード「プラチナ+」には、フロントヘッドレストに追加スピーカーを搭載した新型Bose Personal Plusオーディオシステムが装備されている。また、調光機能付きパノラミックエレクトロクロミックルーフを装備する唯一のモデルとなっている。
噂のリーフクーペだが、アウディ「TT」を彷彿させるルーフを装備、流麗な2ドアスポーツカーとなっている。フロントウィンドウはより寝かされ、Bピラーは削除、2ドアのためCピラーにマウントされていたドアノブもない。さらにフロントバンパーもスリムになり、かなりスポティーな印象だ。
後部では、リアウィンドウの面積が拡大、クロスオーバーのルーフ位置まで広がっている。そして、「Z32」フェアレディZを彷彿させるテールライトセクションはスリム化され、サイドまで回り込んでいるが、クロスオーバーよりスポーツカーの方が映える印象だ。
もし2ドアクーペが誕生すれば、空気抵抗係数は、欧州仕様の0.25以下になり、航続距離はさらに伸びるはずだ。また、欧州仕様では、0-100km/h加速を8.6秒と7.6秒、最高速度160km/hに制限されているが、これらの動力性能を超えてくるのは間違いない。
現在、国産の量産EVスポーツカーは存在しておらず、発売されれば、かなりの反響となるはずだが、この計画がまったくのデマとも言えない。実はルノーは1970年代に発売された2ドアスポーツカー「A310」を復活させるべく、開発が進められており、そのモデルとなんらかの関係性が持たされる可能性もあるからだ。
リーフの近未来に要注意だろう。






