オートサロン会場で初走行を披露
オートサロンの日産ブースは、多くのメディア、ファンが新型フェアレディZを一目見ようと詰めかけていた。
そんななか、屋外会場では早速、新型フェアレディZの初走行が行なわれた。ドライバーは、DJのピストン西沢さん。新型フェアレディZの開発責任者である田村宏志チーフ・プロダクト・スペシャリストとピストン西沢さんの軽妙なトークからスタートした初走行。走行したのはいわゆる量産試作の車両である。
「このクルマは、試作ではなくて工場で実際にラインで作ったもので、これをさらに磨いて粗を取り除く作業をいましています。ピストンさんが全開で走れるように、ちゃんとみたクルマですから、大丈夫ですよ」と田村CPSが言うと
「じゃあ、全開にしていいの?」と西沢さん。
走行車両のトランスミッションはMTではなく新開発の9速AT仕様だった。
「9速ATは、Zのためにトランスミッションケースをマグネシム合金にして軽量化しています」とのこと。
また、今回のモデルから電動アシスト式に切り替わったパワーステアリング(前型は油圧アシスト式)のフィーリングには、西沢さんも思わず笑顔になっていた。
ゆっくりと走り始めたものの、すぐにアクセルを踏み込み、最後には豪快なドリフト走行も決めていた。
新型フェアレディZの発売は6月下旬。登場が本当に楽しみになってきた。