光のようなエクステリアに西陣織や箔などを使ったインテリアを組み合わせることで、日本の伝統工芸とクルマを融合させたことなどが評価
評価された点としては、光のようなエクステリアに西陣織や箔などを使ったインテリアを組み合わせることで、日本の伝統工芸とクルマを融合させたことと、豪華さがありながらもすっきりと洗練され、エクステリアとインテリアのまとまり感が挙げられた。
レクサスは、デザイン思想にある日本独自の美意識に由来した「Time in Design」という考え方を追求することで、今一度レクサスのフラッグシップの在り方を示し、LSならではの価値を高めたいと考えた。Time in Designとは、時の移ろいや環境の変化のなかで、その時々の美しさを感じられる日本ならではの美意識を表した考え方。
LSでは、この考え方を具現化する「月の道」という美しい情景をモチーフに、それを見立てた内外コーディネイトを採用。月の道とは、満月の前後数日間にだけ見ることができる神秘的な自然現象だ。月明りが海面上で細長い道となり、照らされた波の揺らぎによる繊細なグラデーションが人を魅了する。僅かな光の変化で豊かな表情を浮かび上がらせ、存在感が感じられる魅力的なカラーデザインとコーディネイトにより、心地良いくつろぎの空間と、唯一無二の移動体験の提供を、レクサスは目指した。
ハイライトの美しい輝きと奥行きを感じる深い陰影感を特徴とするシルバーの外板色「銀影ラスター」。シルバーは色を質感として感じ取りやすいため、カラーデザインの本質を追求するレクサスにとって重要な色域として長年開発に力を注いできたボディカラーだ。
銀影ラスターはレクサス最新のシルバーとして、光輝材（アルミフレーク）を含んだ塗料の体積を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、アルミ蒸着を高密度で敷き詰める最新の塗装技術を採用。鏡面のように粒子感をほとんど感じさせない滑らかな質感で、周囲の僅かな光も繊細にとらえ、時の移ろいや変化に呼応し、様々な表情を見せる特別なシルバーとなっている。
エクステリアに合わせてコーディネイトしたインテリアも同様に、時の移ろいのなかで様々な表情を感じさせるデザインとされた。オーナメントに西陣＆箔を新規設定し、西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」が表現されている。
