横浜ゴムの天然ゴム加工会社がタイの豪雨洪水被災地に支援物資を寄贈

支援物資を届けた横浜ゴムグループスタッフとスラタニ地区の方々
横浜ゴムの天然ゴム加工会社であるY.T. Rubber Co., Ltd.(ワイ・ティー・ラバー)はこのほど、同社が立地するタイ・スラタ二地区で発生した豪雨に伴う洪水で被災した世帯に支援物資を寄贈したことを発表した。

ふたつの村合わせて383世帯それぞれに米5kgと500mlペットボトル水12本を配布

支援したのは同社に隣接するふたつの村で被災した全383世帯で、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、それぞれに米5kgと500mlペットボトル水12本を手渡しで配布した。今回は2020年に発生した洪水より被災世帯が多く、支援を受けた村の村長からは「Y.T.ラバーはいつも村の住民を気にかけてくれている。昨年に続いて今年も支援をしてくれた。本当に有難い。」と感謝の言葉が述べられた。

Y.T.ラバー社員による物資支援の様子

Y.T.ラバーは、従来から地域社会への貢献と信頼関係の構築を目指した活動を行っている。今回のような災害支援だけでなく、地域の各種イベントへの協賛や周辺緑化のための苗木の提供に加え、工場敷地内で生育している魚とパームヤシを食用や収益源として提供するなど、地域発展に貢献する支援に積極的だ。また、横浜ゴムの「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づき、タイ天然ゴム公社と協働で天然ゴム農家の経営支援およびサプライチェーンの透明性と健全性を確保するためのトレーサビリティの向上に協力している。

横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めている。

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