音声ナビ、ドラレコ、Wi-Fiを小さく一体化! そんなのアリ!?

画面がない!! けど道案内も万全! “会話するドライビングパートナー” パイオニア NP1 【CAR MONO図鑑】

スマート音声ナビ、クラウドドライブレコーダー、クルマWi-Fiほか多くの機能をコンパクトなボディに詰め込んだ今までにない車載ユニット。3月2日より発売。

REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)

問い合わせ先:パイオニア
電話:0120-599-120

パイオニア NP1……ベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付き) 6万5780円/バリュープラン(通信+サービス利用料3年分付き) 9万3500円

●車両前方側
●室内側

NP1はこれまでにない多機能な車載ユニットだ。本体には2つのカメラ、GPS、Gセンサー、通信モジュール、スピーカー、マイクなどを内蔵しており、パイオニアでは「会話するドライビングパートナー」と呼ぶ。

もっとも特徴的な機能は「スマート音声ナビ」。従来のカーナビはタッチパネルで操作を行い、表示と音声で案内を行っていたが、このモデルでは操作もガイドも音声で行う。このため操作手順が少なく、視線を前方から外す必要もない。運転中でも安全に操作ができる。

使い勝手はスマートスピーカーのようで、NP1と対話することで目的地設定が行え、運転中にはNP1からも積極的に話しかけてくる。音声だけ聞いていれば目的地に到着できる詳細なガイドを行うが、画面が無いと不安な人や細かい設定操作をしたい人のために無料の専用スマホアプリ(iOS用/Android用)も用意されている。

そして「クラウドドライブレコーダー」にも注目。本体には車両前方向きと車内向き/室内越しの後方の2つのカメラを備え、フルHD画質で撮影ができる。Gセンサーが衝撃を検知したときやユーザーが「エヌピーワン録画して」と発話したときには撮影データを本体内のマイクロSDカードにとサーバーに記録。専用スマホアプリでも記録映像の確認が可能だ。オプションの電源ケーブルを利用すればスマホへの通知まで行う駐車監視機能も実現する。

このほか車外の人のスマホに撮影中の映像と地図をリアルタイムで送り、会話もできる「ドライブコール」、スマホやタブレットなどネットワーク機器が定額で使い放題になる「車載Wi-Fiルーター」といった便利な機能もOK。

通信を搭載し、サーバーですべての機能をコントロールするクラウド型のため継続的なバージョンアップが期待できるのも嬉しいポイント。しかもユーザーひとりひとりの好みや使い方を学習して自分仕様に成長するとのことだ。

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著者プロフィール

浜先秀彰 近影

浜先秀彰

 個人のYouTubeチャンネル「カーグッズチャンネル」を開設。業界では珍しいカーグッズ専門のライター/エ…