当プロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに応えるべく、サプライヤーによる特別協力のもと既に廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みだ。
ランドクルーザーは「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を使命とし、生産終了後数十年を経過した車両であっても、世界各地で数多くのユーザーが愛用しており、それぞれの車両が人の命や暮らしを支える、またより豊かな人生を支える「現役選手」として活躍している。
しかしながら、近年、補給部品が欠品となってしまうケースが出てきたことから、「今乗っているランクルにもう乗れなくなってしまうかもしれない」という不安の声があったという。
そこでTGRは、「お客様がこれからも安心して安全に愛車にお乗りいただけるよう、ご要望が多く必要性の高い部品を復刻する」との考え方で、世界各地のランドクルーザー専門ショップやファンクラブ代表の方々などから、たくさんの声を聞いたという。この結果をもとに、40系の走る・曲がる・止まるに関連する重要機能部品(例 エンジン・駆動・排気系など)について、ヘリテージパーツとして再販売する調整を進めている。そして2022年の初めごろをめどに、準備の整ったパーツから順次発売を予定している。
また、WEBサイト内にて復刻の要望を伝えることのできるアンケートフォームが用意されている。そちらの意見も参考にして、今後の復刻部品の選定に活用される。