新型ノア/ヴォクシーの7人乗り&8人乗りロングスライドを実車チェック!

目玉が多すぎてどれに注目したら良いかわからなくなるほど見所満載の新型ノア/ヴォクシー。ここではセカンドシートをチェックしたい。

フォト=平野 陽
新型ノア/ヴォクシーは7人乗り(写真上)、8人乗り(写真下)ともにセカンドシートが大きく進化している。

中寄せ不要でそのままロングスライドが可能になった!

これまでも七人乗りキャプテンシートではロングスライドが可能だったが、新型では中寄せすること無く、そのままロングスライドが可能になったのが大きなポイントだ。

これは新型プラットフォームによりCピラー間距離が広がったことと、3列目の構造を見直して畳んだ際の厚みを減らしたことなどで可能になったのだ。

中寄せすること無くそのままロングスライドできるようになった新型ノア/ヴォクシーのセカンドシート。7人乗りキャプテンシートでは、ロングスライドさせてもセンターテーブルはそのまま使える。さらに写真のS-Zにはシートヒーターとオットマンがパッケージオプション設定(オットマンは2WD車のみ)され、まさにクラストップレベルの極上の居住空間となっている。
ちなみにS-Zに備わるセンターテーブルは畳んだ状態でも、ふたつのUSB端子、スマホを収めるのにちょうどいいポケットが使えるのは嬉しいポイント。

このおかげでロングスライド状態でもウォークスルーができるようになった。そして先代ではロングスライド時にはセンターテーブルが使えなかったのが、新型ではいちばん後ろの状態でもセンターテーブル&ドリンクホルダーが使えるようになったのが嬉しいポイントだ。なにせこれまではロングスライド時に飲み物を置こうと思ったら、スライドドアにあるカップホルダーまでよっこらしょと手を伸ばさなければいけなかったのだから。

こちらは先代の写真。セカンドシートを一度中に寄せてからロングスライドする必要があったため、ロングスライド時にはセンターテーブルが使えず、2列目ウォークスルーもできなかった。

8人乗り仕様でもロングスライドできる!

そして、セカンドシートを中寄せすること無くロングスライドできるようになったことで、8人乗り仕様でも2列目ロングスライドが可能になったのだ。このおかげで、3人掛けセカンドシートの足元が広々として乗員の快適性がグッとアップしたことはもちろん、2列目スペースをスライドドアからアクセスできる使いやすいラゲッジスペースとしてのユーティリティ性も高まるのだ。

8人乗り仕様の3人掛けセカンドシートでもロングスライドができるようになった。ちなみに8人乗り仕様の全車に、ふたつのカップホルダー&エコバッグフックがついた助手席シートバックテーブルが備わる。
3人掛けセカンドシートは6:4分割チップアップを備えており、肩口にあるレバーを使って片側を跳ね上げるとご覧のように。ロングスライドさせておけば2列目から後ろのラゲッジルームへアクセスすることも余裕。

7人乗り仕様だけでなく8人乗り仕様もロングスライド可能になったことで、ますます広大な室内空間の使い勝手が良くなった新型ノア/ヴォクシー。これをどう活かすかはオーナー次第だ。

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