横浜ゴムの三重工場・新城工場が生物多様性に配慮した工場として「いきもの共生事業所®認証」を取得

横浜ゴム三重工場での近隣の小学生への環境体験学習の提供
横浜ゴムはこのほど、三重工場と新城工場が、生物多様性に配慮した工場として一般社団法人「いきもの共生事業推進協議会(ABINC)」の「いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)」を2月に取得したことを発表した。同社で同認証を取得した拠点は、平塚製造所、尾道工場、茨城工場とあわせて5拠点となる。

ビオトープの創出・整備をはじめ、積極的なモニタリング調査活動などが高く評価

「ABINC(Association for Business Innovation in harmony with Nature and Community)は、いきものと人が共生できるしくみを「創造」し、科学的・技術的に「検証」し、「事業化」を推進することを目的として、2013年12月に設立された団体。ABINC認証は、一般社団法人「企業と生物多様性イニシアティブ」 が開発した「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」に基づき第三者評価・認証する制度で、生物多様性に貢献する環境づくり、生物多様性に配慮した維持管理、ステークホルダーとのコミュニケーションの3点を中心に評価される。

横浜ゴム新城工場での工場内ビオトープの保全活動

今回の取得にあたり、三重工場ではビオトープ(生物生息空間)の創出、整備など生物のすみかづくりや、周辺の自然環境の調査結果をもとに地域生態系と調和した緑地が創出している点や、多数の従業員が参画する積極的なモニタリング調査、地域の学校や水族館と連携した環境教育をはじめとする様々な活動展開が高く評価された。

一方、新城工場では水辺ビオトープなどの創出も含め、樹林地や草地が一体的に整備されている点や、地域、周辺企業や団体と連携して取り組む「千年の杜」づくり事業やモニタリング調査活動などが高く評価された。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部