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トヨタは「水素エンジン」の開発スピードを上げることを目的に、5月21日から富士スピードウェイで行なわれた「富士SUPER TEC 24時間レース」で水素エンジンを積んだクルマで初めてレースに参戦した。その後、参戦から約2カ月間、車両面・インフラ面それぞれの改善を進めてきた。水素エンジンを積んだマシンは、「ORC ROOKIE Corolla H2 concept」である。
約2ヶ月間での改善内容
8月1日に決勝レースが行なわれた「スーパー耐久レース in オートポリス」では、引き続き厳しい環境下で課題を洗い出しスピーディな開発を進めることに加え、水素エンジン開発への挑戦に共感した、株式会社大林組および、トヨタ自動車九州株式会社から、地産地消のグリーン水素を供給された。これにより水素を「使う」工程に加え、「作る」工程もグリーン水素となり、カーボンニュートラル実現に向け、エネルギーの選択肢がさらに拡がることになる。
水素エンジン車両への水素供給
大林組・トヨタ自動車九州の取り組み
九州は、再生エネルギー比率が高く、水素の研究が盛んな地域のひとつだ。トヨタ自動車九州でも、積極的に水素エネルギーを活用してきた。今回の水素エンジン開発への挑戦を契機に、九州でのカーボンニュートラル、水素社会実現に向け、仲間づくりや地域連携を進めていくという。
レース結果は
ST-Qクラス2位でフィニッシュしている。
NO.32 ORC ROOKIE Corolla H2 concept 85lap