3代目はあるの? ホンダ「2代目NSX最終モデル NSX Type S」を世界初公開。2022年12月で「歴史に幕」を下ろす

ホンダは、2021年8月に発表を予定している「NSX Type S」の先行情報を世界初公開した。今回新たに投入するNSX Type Sが、「2代目NSX最後のモデル」となる。

今回、ホンダが出したプレスリリースには

スーパースポーツ「2代目NSX」最終モデル
「NSX Type S」の先行情報を世界初公開

と書いてある。

2代目NSX最後のモデル、NSX Type S

新たに投入されるNSX Type Sは、今までのNSXを超えることを目指し、パフォーマンスとデザインを追求した2代目最後のモデルとなるという。

限定カラーとなる新色のマットカラーを設定するなど、スーパースポーツとしての魅力を高めたNSX Type Sは、全世界限定350台、うち国内向けは30台の販売を予定している。

ホンダNSX(北米ではACURA NSX)の最後のモデル「Type S 」初代が1990年~2005年という長期に渡って生産されたことを考えると、2代目の5年間というモデルライフはいかにも短い。

また、「2代目NSXは2022年12月をもってその歴史に幕を閉じます」」とも書いてある。

NSX最終モデルではなく、わざわざ「2代目NSX最終モデル NSX Type S」と書くあたりを見ると、「3代目の可能性」を示唆している、ととれなくもない。もともと、NSXは高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現した新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXpericnce)を提案したモデルだ。

となると、New Sports eXpericnceを実現した、おそらくエンジンを積まない電動のNSXがいつか登場する(3代目NSX)可能性がある、と考えても(希望的観測だが)いい。

生産は、北米・オハイオ州にあるNSX専用工場「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター(PMC)」。

初代のNSXがNSX専用の栃木・高根沢工場でつくられたように、2代目NSXは、オハイオ州メアリーズビルにある専用工場「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター(PMC)」でつくられている。現在は、アキュラRDXの「PMCエディション」といったスペシャルなモデルも、熟練した技術を持つ職人の技と先進生産技術を使ってPMCでつくられている。

ACURA NSXの右に並ぶのは、2021型アキュラRDX Receives PMC Edition

2代目NSXの歴史は2022年12月で幕を下ろすが、その後、「電動化したホンダ・ブランドの頂点」を体現する「3代目NSX」が登場するかもしれない。

プレスリリースの最後にはこうある。


継承されるチャレンジングスピリット ~新時代に向けた新たなチャレンジ~

Hondaは、NSXで培った人材、技術などを今後のクルマづくり、モノづくりに生かすことで、来たる電動化や新たな価値を持ったモビリティの中でも、お客さまに引き続き「走る喜び」「操る喜び」を提供していくべく、チャレンジしていきます。

最後に、NSXを愛してくださった、すべての皆さまに心より、感謝いたします。

タイプS(Type S)とはどんなモデルか?

タイプ(Type)がつくと、まず思い浮かぶのは、「Type R」だろう。初代NSXでは1992年にタイプRが追加されている。

ノーマルのままサーキットで全開走行ができるのがタイプRだとしたら、「Type S」は、ワインディングベストを目指したモデルという位置づけだ。

これまで

プレリュード タイプS:1996年11月
初代NSX タイプS:1997年2月
インスパイア/セイバー タイプS:2001年4月
アコード タイプS:2005年11月
S2000 タイプS:2007年10月

1996年11月 プレリュード Type S発売
1997年2月NSXタイプSを発売
2001年4月 インスパイア/セイバー Type S発売
2005年11月アコードType S発売
2007年10月 S2000 Type S発売

などがタイプSとして登場している。最近では北米でアキュラTLXにタイプSが追加されている。

著者プロフィール

鈴木慎一 近影

鈴木慎一

Motor-Fan.jp 統括編集長神奈川県横須賀市出身 早稲田大学法学部卒業後、出版社に入社。…