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高橋国光さんへ感謝の意を込めて、ウエルカムプラザ青山で追悼展示が実施中

2022年3月19日から4月3日まで、東京都港区のホンダ本社ビル1階のショールーム『Hondaウエルカムプラザ青山』において、去る3月16日に82歳で亡くなられた日本が誇るモータースポーツ・レジェンドにしてTEAM KUNIMITSUのチーム総監督、高橋国光さんへの感謝の意を込めた追悼展示が行なわれている。

2022年3月19日から『Hondaウエルカムプラザ青山』(東京都港区南青山2丁目1-1 Honda青山ビル 1階)において、3月16日に82歳で逝去された日本が誇るレーシング・レジェンド、高橋国光さんの追悼展示が実施されている。

展示中央はやはり“あの”伝説のRC162だ。
ホンダRC162を駆る高橋国光さん。

追悼展示では、高橋国光さんが1961年のロードレース世界選手権の第2戦西ドイツグランプリで、日本人ライダーとして初めての250ccクラス優勝、それも日本製バイクを駆っての勝利をつかみ、“ホッケンハイムに翻る日章旗”が戦後の日本中に勇気と希望と感動を与えた『ホンダRC162』に加え、1995年のル・マン24時間レースにおいて、土屋圭市、飯田章との日本人トリオで挑み、GT2クラス優勝を獲得した『ホンダNSX-GT2』。そして、2018年に監督した自チームの山本尚貴、ジェンソン・バトンによりスーパーGT GT500クラスのシリーズタイトルを獲得したTEAM KUNIMITSUの『RAYBRIG NSX-GT』の、ホンダゆかりの3台の車両が展示されている。

1995年のル・マン24時間レースで日本人ドライバー・トリオで参戦、GT2クラス優勝を獲得した『ホンダNSX-GT2』。
チーム監督としてスーパーGT GT500クラスのシリーズタイトルを獲得したTEAM KUNIMITSUの『RAYBRIG NSX-GT』。

そのほか、展示中のホンダNSX-GT2のコックピットには高橋国光さんが使用したヘルメットとレーシングスーツ、そしてそれを纏う当時の写真が添えられている。

高橋国光さんの遺影とレーシングスーツ。

また、RAYBRIG NSX-GTのそばには2018年のスーパーGT GT500クラスを制した際のドライバーズチャンピオントロフィー、チームチャンピオントロフィーの実物も。

2018年スーパーGT GT500クラスのドライバーズチャンピオントロフィーとチームチャンピオントロフィーの実物。

追悼展示初日となった19日は、開館直後から多くのファンが訪れ、展示コーナー中央の献花台に花を供える人など、レースファンや関係者それぞれが、思い思いのかたちで、国さんが築いてきた功績に触れていた。

高橋国光さん追悼展示は、3月19日から4月3日まで実施される。『Hondaウエルカムプラザ青山』の開館時間は10時から18時までとなるが、3月24日のみ13時から18時まで短縮営業となるため注意されたい。

詳細はHondaウエルカムプラザ青山:https://www.honda.co.jp/welcome-plaza/

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