インパクトレンチが欲しい!|クラシック・ジムニー(JA71C)のメインテナンス タイヤ交換編

今回は久々のメインテナンス編。ずっと欲しかったアイテムを購入、早速試します。
自動車修理工場でよく聴く音、「ガガガガ、ギューン」あらぁ、あの硬い錆びたナットがいとも簡単に外れてる。いいなぁ、ラクだろうなぁ、インパクトレンチ。ただ回すだけでなく、その名のとおり衝撃を与えてボルトナットを外す。サンデーメカニックだけど、いや、だからこそ……欲しい。

TEXT & PHOTO:伊倉道男(IKURA Michio)

古いソフトトップの悩みの種に、コレで対抗!|クラシック・ジムニー(JA71C)のメインテナンス 幌&水温計編

今回はスズキ・ジムニー(JA71C)のメインテナンス。幌のビニールの劣化の修復と水温計のセン…

ニューアイテムゲット

1万円強の大枚をはたいて、電動のインパクトレンチを入手した。中国製だ。
年に2度、タイヤ交換をするとする。ナットは20個。外すジムニーのナットの数は年40個になる。いやぁ、手に入れればほかにも使い道は充分にある。そうだ、センターブレーキの27mmのロック付きナット、手で外れなかったじゃん! コレで外せる。ヨシ、入手しない手はないだろう。自分への言い訳が長くて失礼。

もちろん何処の国の製品がベストかは知っているつもりだが、そこは値段もある。まずはこのあたりを試してラクしてみよう。パワーは500Nm、実際に出るかどうかはわからないが、2/3としても充分だ。問題は耐久性だろう。大事に使えばなんとかなる、と言い聞かせる。でも、後悔したこともはいままでに何度もある。よく、おじいちゃんに言われたなぁ「お前は安物買いの銭失い」って……。
だが、今回はきっと平気さ!性能は以下の通り。これで、「ガガガガ、ギューン」が僕の物だ!

ところが、入っていた説明書には、オートストップ、3段階にパワーを切り替えるインジゲーターの説明がない。だが、大手通販サイトの説明には、以下のとおり。

「インパクトレンチボタンの操作方法」
締まる方向:ボタンを押すと、トルク調整できます。緩める方向:ボタンを押すと、通常モード&オートストップモード切り替えます。(オートストップモードの場合、オートストップランプ点灯となります)」とある。きっと、後からクレームがきて、印刷物以外は直したのだろう。まぁ、良いか。

以前の中国製によくみられたバッテリーを取り付けるときの渋さなどはなく、そこは助かる。バッテリーは(マキタ 18V)と同じ形。マキタ製のバッテリーを所有していないので動作は未確認。もちろん性能は違うのだろう。

充電式インパクトレンチ AB-S500
商品サイズ:22×7×21 cm
質量:1.56 kg
最大締付トルク:500N・M
最大無負荷回転数:3200r/min
正逆転両用&ワークライト付き
ブラシレスモーター
バッテリーは(マキタ18V)と同じ形。マキタ製のバッテリーを所有していないので動作は未確認。もちろん性能は違うのだろう。取り付けはスムーズ。

付属のソケットは21mm。ジムニーのホイールナットは19mmなので、ソケットは新たに購入。信頼のTONE製だ。たとえインパクトレンチが壊れても、ナットを舐めてしまうわけにはいかない。ここは最重要だ。装着はインパクトレンチにソケットを差し込んでピンを入れ、リング状のゴムで外れを防止をする。

ジムニーのホイールナットは19mmなので、ソケットは新たに購入。信頼のTONE製。インパクトレンチとソケットの接合はピンを差し込んで入れ込み、リング状のゴムでピンの外れを防止する。

その他のサイズ、12mm~19mmはアダブターを使用して、ワンタッチで取り替えられるようなシステムにした。スライドロック式。これでインパクトドライバーの機能も得られたことになる。
ちなみにインパクトレンチとインパクトドライバーの違いは、まぁ、トルクの強さも違うのだろうが、見た目はソケットなどを取り付ける部分の形状が違う。インパクトドライバーは1/4インチ(6.35mm)の六角ビットを差し込むようになっているが、このインパクトレンチは1/2インチ(12.7mm)の正方形の凸部になっている。インパクトレンチはロックはできないが、ラチェットの1/2インチ(12.7mm)ソケットも使うことはできる。強度もあるので、なるべくは専用のソケットを使いたいところではあるけれど。

十字レンチなど、手で外す場合は、タイヤが接地した状態で、ナットを少し緩めておく。でも、インパクトレンチはジャッキアップしてからでもナットを外すことができる。これはラクだ。
ホイールの装着はまだインパクトレンチのパワーに慣れておらず、ビビっているのでクロスレンチでやることにした。最後はトルクレンチでカチャンとね。少し走行して、増締め、トルクの点検確認をしておくと安心。

手で外す場合はタイヤが接地した状態でナットを少し緩めておく。インパクトレンチの場合はジャッキアップしてからでもナットを外すことができる。
装着は手でクロスレンチ。
最後はトルクレンチでカチャン。少し走行して、もう一度確認すると安心だ。

ランチは、少し手を入れて豪華に!

さて、試走先でのランチ。五木食品の麺類5種。九州のメーカーだ。選んだ理由はアルミの鍋に入っていること。袋麺とカップ麺の間のような感覚だ。鍋がついているのである。以前は良く利用していたが、最近はあまり見かけなくなってきた。でもこれ、なんといってもアルミの鍋が付属!

味噌煮込みうどんに卵とネギを足してみる。液体スープだ。メーカーの良心をひしと感じてしまう。もちろん具材を足さなくても美味しいけれど、少し手を入れたい人にはお勧めのシリーズだ。なによりも安い。付属のあげ玉を載せ、そして卵とネギをプラス。ほらほら、豪華、鍋焼き味噌煮込みうどんに変身だぜ。
これくらいなら再利用は可能かな(自己判断です)。春らしさが増して、足早に時が過ぎていく感じです。これからもおつき合い、よろしくお願いします。

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著者プロフィール

伊倉 道男 近影

伊倉 道男

フォトグラファー。国学院大学法学部法律学科卒。アパレル会社にて総務人事、営業を経験。その後、但馬 治…