故高橋国光氏は、1958年に二輪レースの「第1回 全日本クラブマンレース」に18歳で参加、世界大会にも進出した後、日本人として初めて世界選手権レースで優勝。四輪レースに転向後は、1977年「F1日本グランプリ」への出場をはじめ、海外レースも含めた様々なカテゴリーで活躍した。
引退後も自らのチームである「チーム国光」を率いて後進の育成に努めるなど、日本の二輪、四輪競技の振興、発展に大きく貢献。ドライバーとして、また監督としてのNSXでの長年に渡る活動、ル・マン24時間レースへの参戦など、その活躍は、多くのファンにとって印象に残るものだった。
日本モータースポーツ推進機構においても、2008年の創設以来、国光氏の様々な助言を通して、モータースポーツ振興に多大な貢献があったという。なお2020年には、これらの功績が称えられ、文部科学大臣からスポーツ功労者顕彰も授賞している。