ブレーキをかけた際に効率よくバッテリーが充電できる回生協調ブレーキと、後退時のEV走行をスズキで初採用
今回エスクードに搭載したハイブリッドシステムは、スイフトのハイブリッドSZに搭載しているものに比べて、ハイブリッドシステムの電圧、リチウムイオンバッテリーの容量、モーターの最大出力、トルクの変更により、EV走行が可能な時間や速度の範囲を拡大し、WLTCモード走行での燃費値19.6km/ℓを実現している。また、ブレーキをかけた際に効率よくバッテリーが充電できる回生協調ブレーキ、後退時のEV走行をスズキで初採用した。
パワートレインでは、優れた熱効率がもたらす燃費性能と力強さを兼ね備えた1.5ℓの「K15C」デュアルジェットエンジン、効率的な動力伝達とダイレクト感のある加速フィーリングを実現した6AGSのトランスミッションを国内で初採用したほか、出力、トルクが向上させた高出力のモーターを採用。そして、これらとエスクードの特長である四輪制御システム「ALLGRIP」との連携により、高い走破性と低燃費を両立している。走行モードは、EV走行の頻度を高めた「エコモード」と、力強くキビキビした走りの「標準モード」を設定し、状況に応じて、どちらかのモードが選択できる。
安全装備では最高速度や車両進入禁止などの標識を認識できる標識認識機能が追加されている。
なお「エスクード」は、経産省や国交省などが普及を推進する「サポカーS ベーシック+」、国交省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。