アメリカン・マッスルの魅力いっぱい、“最強のコルベット”の『トミカ』だ!

トミカ × リアルカー オールカタログ / 旧・No.31 シボレー コルベット ZR1(販売終了品)

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.31 シボレー コルベット ZR1 (サスペンション可動/左右ドア開閉・希望小売価格495円・税込)(この商品は販売を終了しています)

アメリカのゼネラルモーターズ社(以下、GM)がシボレーのブランドで販売しているコルベットは、GMを、いや、アメリカを代表するスポーツカーとして有名です。もともとは小型軽量のボディに相応のパワーのエンジンを搭載した小型高級スポーツカーでしたが、国際的なレースへの参戦などを重ねるうち、現在ではGMで最も強力なエンジンが搭載可能な、走行性能に優れた高級スポーツカーとなっており、シボレー・ブランドを象徴する頂点のモデルとなっています。

シボレー コルベット(C7型) ZR1実車フロントビュー(2019年モデル)。
シボレー コルベット(C7型) ZR1実車リヤビュー(2019年モデル)。

コルベットは2020年に発売されたC8型で8代目を数える伝統あるスポーツカーですが、『トミカ』の『No.31 シボレー コルベット ZR1』は2014年から2019年まで発売された、一つ前の7代目のC7型をモデルとしています。実はコルベットはこの7代目までエンジンは前方に搭載し、後輪を駆動するフロント・エンジン/リヤ・ドライブ=FR方式を採用しており、ボディのデザインがエンジンを中央に配置するミッドシップ方式となったC8型とはまったく異なっています。また、商品名になっているZR1と呼ばれるモデルは現状、C8型には設定されていないため、C7型だとわかるのです。

シボレー コルベット(C7型) ZR1実車コクピット。武骨だが洗練されている不思議な魅力を備えている。

さて、C7型は新設計の骨格構造を持つシャシーと駆動系が採用され、外観は先代のC6型から大幅に変わりました。また、カーボンファイバーやアルミニウム、ハンドメイドのレザー素材が使用され、サポート性に優れた軽量マグネシウムフレームを持つ2種類の新型シートが用意されているのも特徴です。さらに設定により変化するグラフィカルなメーターが表示される8インチ・デュアルドライバー・インフォテイメント・スクリーンや、フロントガラスに投影されるヘッドアップディスプレイも用意されるなど、コクピットのデジタル化、グラス化が一段と進んでいるのも特徴です。さらに3代目のC3型以来となる「スティングレイ(アカエイなど尾針を持ったエイのこと)」の愛称が与えられています。

このC7型コルベットの中でも最強モデルが『トミカ』になっているZR1で、2019年にデビューしました。GMでは「史上最高のパワー、最高のトラックパフォーマンス、および最先端のテクノロジーで推進するスーパーカー」と評しています。

強大なパフォーマンスを発揮するLT5型V8エンジン。

ZR1モデル専用の:LT5型エンジンには、インタークーラー・スーパーチャージャー・システムが搭載され、さらに一次直接噴射と補助ポート噴射を採用したGM初のデュアル燃料噴射システムが搭載されて、最高出力555kW(755ps)/6300rpm、最大トルク969Nm(98.8kgm)/4400rpmを発揮するモンスターとなっています。これに7速マニュアルまたは歴代のZR1モデルで初となる8速パドルシフト式のオートマチックトランスミッションが組み合わされます。

コルベット ZR1の最高時速は210マイル(約338km)を超えるという。

またZR1には2種類のリヤウィングが用意されています。一つは標準仕様であるリヤフード後端に取り付けられるローウィング、もう一つは『トミカ』に装着されている、支柱に装着された高翼のハイウィングです。このハイウィングは翼の角度などが調整可能で、950ポンド(約431kg)ほどのダウンフォースを発生すると言い、“ZTKパフォーマンス・パッケージ”と呼ぶオプション・パッケージの一部になります。ちなみに“ZTKパフォーマンス・パッケージ”には、このハイウィングのほかにカーボンファイバーエンドキャップ付きのフロントスプリッターやミシュランパイロットのスポーツカップ2サマーオンリータイヤ、マグネティックライドコントロールチューニングが含まれており、これらによって最高時速は210マイル(約338km)を超えると言います。なお、この『No.31 シボレー コルベット ZR1』の初回販売分のみに追加されていた初回販売特別仕様はオープンカーになるカブリオレ・モデルで、そちらはローウィングが装着されたスタイリングでした。残念ながら現在はハイウィング装着の本モデルのみの販売となっています。

『トミカ』の『No.31 シボレー コルベット ZR1』は、2022年4月時点でも“最強のコルベット”の雄姿をよく捉えています。不愛想とも言える黒一色のカラーリングは実車の不気味とも言える迫力を醸し出しており、サスペンション可動だけではなく左右のドアの開閉ギミックも備えています。(2022年5月第三土曜日にこの商品は販売を終了、『No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー』と交代しています)

■シボレー コルベット ZR-1 2019年モデル 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):4567×1965×1232

ホイールベース(mm):2710

トレッド(前/後・mm) :1615/1588

車両重量(kg):

エンジン形式:LT5型 V型8気筒OHV インタークーラー・スーパーチャージャー付き デュアル燃料噴射システム搭載

排気量(cc):6162

最高出力:555kW(755ps)/6300rpm

最大トルク:969Nm(98.8kgm)/4400rpm

トランスミッション:7速MT/8速AT

サスペンション(前後):ダブルウィッシュボーン

ブレーキ(前後) :ディスク

タイヤ:(前)P285/30ZR19 (後)P335/25ZR20

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