ホンダ N-BOX新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

ホンダ N-BOXの新型モデル情報を紹介します。ホンダ N-BOXの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ N-BOX新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダ N-BOX新型モデルの概要

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXは、2021年の全国軽自動車協会連合会の統計で日本で一番売れている軽自動車と発表された人気車だ。実際、街中で見かけない日はないほどだ。スタイルは室内の広い軽ハイトワゴンで、流行りのスクエアスタイル。

2017年に2代目が発売され、ホンダの軽自動車では初めて安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載した。さらに2020年には一部改良が施された。

幅広い年代に乗られているN-BOXだが、特に子育て中のママ人気が高い、近所への買物や送迎、ちょい乗りから家族でのおでかけまでをカバーできる居住性の高さとパワフルなエンジンを持つ車というユーティリティ性も買われてのことだろう。

《スペック例》

車種 ホンダ N-BOX
モデル・グレード G
年式 2021年12月
全長×全幅×全高 3395×1475×1790mm
ホイールベース 2520mm
車両重量 890kg
サスペンション形式 前:マクファーソン式
後:車軸式
エンジン型式 S07B
総排気量 658cc
内径×行程 60.0mm×77.6mm
圧縮比 12.0
最高出力 58ps(43kW)/7300rpm
最大トルク 6.6kg・m(65N・m)/4800rpm
燃料供給装置 電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量 27L
JC08モード燃費 27.0km/L
新車価格 1,450,000円
中古車価格帯 17.7~173.8万円
カタログページ ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXの外観・内装デザイン

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXは日本一売れている軽自動車の座を長くキープしている。その外観と内装デザインはマイナーチェンジで仕様変更された。実際にどういう変化があったのかを見ていこう。

ポイント

  • 外観:モデルが変わると印象も一変
  • 内装:スッキリしたシンプルなデザイン

外観:モデルが変わると印象も一変

マイナーチェンジを経て外観で最も変わったのは、以前はカワイさすら感じられたフロントマスクだ。フロントグリルにメッキパーツが施され、きらびやかさが増し、さらにフロント全体が上へ移動して安定感も増した。

ホンダ N-BOXにはさまざまなグレードがあるが、それとは別に「カスタム」という車種があり、こちらは大きくフロントマスクを変化。全体にフェイスリフトされたうえで、グリルのデザインを変更してメッキパーツを効果的に配した。全体的にいかつさが増した印象だ。

こちらはアクティブな若者向きの軽自動車となった。

内装:スッキリしたシンプルなデザイン

ホンダ N-BOX

N-BOXの内装はスッキリ、シンプルだ。前席は間にさえぎるものがないベンチシート、後席もベンチシートもあれば、助手席が大きくスライドするスーパースライド仕様、荷室の床がスロープになるスロープ仕様もある。

カラーはコーディネイトすることが可能で、ブラウンで落ち着いたトーンにすることもできる。

インパネは水平が多段的、立体的に組み合わさったようなデザインになっており、限られたスペースを上手く利用してコンソールやダッシュボード、メーター類を組み込んでいる。

ホンダ N-BOXのサイズ・室内スペース

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXは数ある軽ハイトワゴンの中でなぜ人気がトップなのだろうか。その理由をまずいはボディサイズと室内スペース、収納スペースをチェックして迫っていきたい。

ポイント

  • ボディサイズ:スライドドアのハイトワゴン
  • 室内スペース:シートの稼働域が長く自由に動ける
  • 収納スペース:シートを倒して空間を拡張

ボディサイズ:スライドドアのハイトワゴン

N-BOXのボディサイズは、全長3395×全幅1475×全高は2WDが1790・4WDが1815mmと、ハイトワゴンと呼ばれるだけの高さを持つ。しかし、エンジンの収まるフロント部分もそれなりの高さがあり、比較する車などがなければさほど高さを感じさせない。

ホイールベースは2520mmで、最低地上高は0.145m。ボディのギリギリまで長く取られたホイールベースが、車内の広さにつながるポイントだ。

室内スペース:シートの稼働域が長く自由に動ける

ホンダ N-BOX

室内スペースは一般的なベンチシート車、スーパースライドシート車のN-BOXとカスタムでは室内長2240×室内幅1350×室内高1400mmだ。室内高のほうが室内幅より50mm長いのだ。

そしてシートアレンジが多彩で、リアシートもスライドでき、後席に乗せた子供の面倒を見るのも容易だ。

これには燃料タンクを前座席下に配置したセンタータンクレイアウトが貢献。凸凹のないフラットな床面を実現している。

収納スペース:シートを倒して空間を拡張

ホンダ N-BOX

N-BOXは低床設計のプラットフォームを採用しているため、室内高が高い。加えて燃料タンクは前席下なので、リアシートを倒すことで27インチ自転車も積めてしまうのだ。しかも470mmの低床だから、女性でも乗せることができる。

開口高は1205mmでこれも余裕のサイズで、積み込み、積み下ろしも楽にできる。

さらにリアシート部分に荷物を積むときはスライドシートで横からのアクセスも自由だ。

ホンダ N-BOXの性能・燃費・装備

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXの人気の理由はいろいろあるが、パワフルなエンジンも魅力のひとつだ。走行性能、そして燃費の良さ、さらにさまざまな装備・機能が乗る人を守ってくれるのだ。

ポイント

  • 走行性能:FFと4WDをラインナップ
  • 安全性能:「Honda SENSING」で安全性を向上
  • 燃費性能:ターボ車とNAエンジン車どちらも低燃費
  • 装備・機能:選べるシートバリエーション

走行性能:FFと4WDをラインナップ

N-BOXのエンジンはホンダ車で軒並み採用されているi-VTECエンジンだ。低速域から力強いトルクで加速していき、高速でも快適に走るパワフルさで、燃費にも考慮されているバランスの良いエンジンだ。

クセがないので誰でも運転しやすいのがママ人気が高い理由のひとつだろう。

さらに、ターボ車もあり、必要トルクに応じて過給圧をコントロールしている。

4WD車は悪路や寒冷地などで大活躍するという適応幅の広さも魅力だ。

安全性能:「Honda SENSING」で安全性を向上

アイポイントがステップワゴンとほぼ同じで、見通しがいいのもN-BOXの長所だ。道路状況がわかりやすく、狭い道でも把握がしやすい。

そして、停車中はブレーキを踏みっぱなしでなく、足を離してもホールドでき、再び踏み込むと発信できる。

さらに安全運転支援システムとして「Honda SENSING」が装備されたことも人気の理由だ。駐車から街中の運転、高速道路の運転まで危険を回避してストレスも低減してくれるからこそ、N-BOXは人気なのだ。

燃費性能:ターボ車とNAエンジン車どちらも低燃費

N-BOXにはNAとターボ車がある。その燃費はNAがWLTCモード21.2km/L、ターボ車で20.2km/Lと大きな違いはない。市街地、郊外、高速での差も1km/Lほどだ。どちらも2WD車で、4WD車はさらに1km/L落ちる程度だ。

低燃費には違いないので、あとは自分の好みで決めてもいいレベルだ。よく通る道や、今日中地域の道路事情、出かけることが多いのであれば、その場所によって選ぶのが良さそうだ。

装備・機能:選べるシートバリエーション

N-BOXは多彩なシートバリエーションがラインナップされているのも魅力だ。たとえばスロープ仕様は車椅子が必要な高齢者を乗せる必要がある介護者にも優しい。福祉車両なら車椅子に乗ったまま、電動ウインチでリアから車に乗せられるのだ。

スロープ仕様は自転車やバイクを積むのにも便利で、アウトドア車としても利用できる。

また、シートヒーターや、座り心地のいい厚手のシートもママ人気を集めている。

さらにコーディネイトでは外観をツートーンにすることもでき、車をカスタムにすればより個性を出した車になるのも魅力だ。

ホンダ N-BOXおすすめポイント要約

ホンダ N-BOXシリーズは先代も含め、10年連続で累計販売台数トップを記録し続けている軽ハイトワゴンだ。ホンダならではの低重心プラットフォームで見た目よりも高い室内高を実現し、室内は歩いて移動できるほどの余裕がある。

スライドドアで後席も広く間口が取れるので、子供や高齢者の乗り降りも楽ちんだ。

また、使用用途別に用意されているシートアレンジも多彩で、介護にも利用できる。

エンジンはホンダならではの扱いやすく、パワフルで、坂道も高速も力強く走ってくれる。走る爽快感も満たしてくれるのだ。

車の見かけにこだわりたい人はカスタムがおすすめだ。力強いフロントマスクと、オシャレ感もある内装は若い人にぴったりだ。

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