Vクラスでは大き過ぎる人のためのスモールミニバン、メルセデス・ベンツ「Tクラス」登場

アクティブなライフスタイルにマッチする メルセデス・ベンツのスモールミニバン、Tクラスに注目!

メルセデスベンツは、よりアクティブなライフスタイルを実現するプレミアムミニバン、新型Tクラスのビジュアルを発表した。家族連れやアクティブなレジャー愛好家をターゲットとし、広い居住スペースでその実用性を図っている。

新型メルセデス・ベンツ Tクラスは、家族連れやアクティブなレジャー愛好家をターゲットに開発されたプレミアムスモールミニバンだ。メルセデス独特のフェイスからリアに向かってグワっと伸びるボディラインが何とも特徴的。詳細な価格は、まだ発表されていないが30,000ユーロ以下(約407万円)からとなっている。

ラインナップには、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンをそれぞれ1種類ずつ、2種類の出力で用意されている。低回転域でも力強い走りと、最適化された燃費が特長の4気筒エンジン。85kWのディーゼルエンジンには、オーバーパワー&オーバートルク機能を搭載し、追い越し時などの加速も楽にサポートしてくれる。最大出力89kW、最大トルク295Nmがスムーズに出力される。すべてのエンジンにECOスタート/ストップ機能が搭載されている。トランスミッションは、6速マニュアルに加えて、2つのディーゼルモデルと2つのガソリンモデルのうちよりパワフルな7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)が用意されている。

エクステリア

広い居住スペースを実現した新型Tクラスの乗車人数は最大5人。ボディサイズは、全長4,498mm、全幅1,859mm、全高1,811mmである。これから、さらに最大7人乗りのロング・ホイールベースのバリエーションも追加されることが発表されている。

Tクラスは、家族連れやレジャー愛好家の日常をサポートするため、ローディングシルの高さは561mmと低めに設計されている。これにより、重量物でも楽に積み込むことができる。後部座席のドアは、ワイドに開くスライドドア。狭い道や駐車場でも、子供でも安全に乗り込むことができる。スライドドアの開口部のサイズは、幅614mm、高さ1,059mmと広大。リアシートを前に倒せば、ラゲッジルームの底面とほぼ高さが変わらないまま、荷室をさらに奥に拡大することができる。リアウィンドウを備えたテールゲートはヒーターを備えている。また、2分割で左右に開くラゲッジ用のドアも用意されている。このドアは、開口部より90度開いた位置でロックでき、最大180度まで開くことができる。

インテリア

アクティブなエクステリアの雰囲気に代わって、インテリアは黒を基調とした落ち着いた印象。エアコン用の操作スイッチとシフトレバーを含むセンターの部分、またサイドドアの一部は、ボディ同色のパーツで囲われているが、その他の部分はスウェード調、またステッチが施されたレザーで囲われており、シックで主張が抑えられているが上質な雰囲気を醸し出している。装備仕様によっては、最大8色のアンビエントライトをつけて独自の空間をつくることもできる。

フロントシートの背もたれには、折りたたみ式の簡易テーブルが設置され、タブレット端末や子供のおもちゃなどを置くことが可能。家族で使うにも優しい設計だ。

インフォテイメント

Tクラスには、MBUXインフォテインメント・システムが標準装備されている。自己学習型のソフトウェアにApple Car PlayやAndroid Autoに対応。Bluetoothハンズフリーシステムも備えている。さらに、さらに、7インチのタッチ式スクリーン、ステアリングのタッチコントロールボタン、オプションだが「Hey Mercedes」のボイスアシスタントによる直感的な操作コンセプトも、先駆的なものとなっている。

また、Mercedes me connect1(メルセデス・ミー・コネクト 1)が提供するデジタルサービスの準備がメーカーによって進められている。例えば、車両状態をスマートフォンで検索して、リモートでドアの施錠、開錠などを行い、車に関する情報を得ることができる。また、ライブ・トラフィック情報付きナビゲーションと、Car-to-X通信により、リアルタイムで渋滞情報をドライバーに共有し、事前の回避を実現してくれる。

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