TRDエアロを装着したあの覆面パトカーが登場!

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

カムリは1980年に国内専用モデル『セリカ カムリ』として誕生したトヨタの中型高級乗用車です。1982年には前にエンジンを搭載して後輪を駆動させるFRレイアウトから前輪を駆動させるFFレイアウトを採用、現在の車名『カムリ』として一新し、グローバルに販売を開始しました。以後、「トヨタのグローバルミッドサイズセダン」として特にアメリカでは15年連続乗用車販売台数No.1を獲得したほど人気となったほか、100カ国以上の国や地域で販売され、累計1,800万台超えを達成しています。

トヨタ カムリ WS実車フロントビュー。
トヨタ カムリ WS実車リヤビュー。

現在最新のカムリは2017年に登場した、通算10代目にあたるXV7型です。この10代目は「“性能”“智能”を突きつめることで“官能”をもたらす心揺さぶる上質セダン」をコンセプトに、TNGA(Toyota New Global Architecture/クルマのベースとなる基本骨格を刷新して基本性能を飛躍的に高めようというトヨタのクルマづくりの考え方)に基づいて、プラットフォーム、ユニット、電子系など全ての部品をゼロから開発することにより、エモーショナルで美しいデザイン、意のままの走り、上質な乗り味を実現しています。

また、運転のしやすさを追求したHMI(人間と機械が情報をやり取りするための手段や、そのための装置やソフトウェアなどのこと)、上質で仕立ての良い室内空間、最新の予防安全装備の充実などにより、新たな上級ミッドサイズセダンとして進化させています。

完全新設計された『ダイナミックフォースエンジン2.5』と組み合わされた改良型ハイブリッドシステム『THS II』が搭載されている。

さらに、完全新設計の次世代エンジンと改良を加えたハイブリッドシステム『THS II』とを組み合わせて搭載し、日本では基本的にハイブリッド専用車となっていることも大きな特徴です。

2018年に一部改良が行なわれた際に“WS”というグレードが新設定されました。“WS”とは“Worldwide&Sporty”の頭文字をとったもので、スポーティなデザインと上質感を両立させているのがポイントです。カムリの低重心なワイドボディに装着されたスポーティなパーツは、走りの良さを感じさせるデザインとしており、フロントグリル、リヤスポイラーなどスポーティタイプの外装装備をはじめ、ブラック塗装の18インチアルミホイールや左側2本出しのマフラーカッターを専用設定しています。また、内装にも専用シート、パドルシフト、メタリックな風合いのインストルメントパネルオーナメントが採用されており、他のグレードとの違いを主張しています。

カムリ WSのスポーティに演出されたインテリア。

それまでの『トミカ』の『No.31 シボレー コルベット ZR1』に替わって2022年5月の第3土曜日に登場した『No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー』は、この10代目カムリをベースにした覆面パトカーをモデル化しているようです。2022年5月現在、この覆面パトカーの実車にはホワイト、ブラック、シルバー、ブルーのボディカラーのものがあるようで、日本全国で目撃されていますが、正体を隠す必要がある車両だけに、正確なことはわかっていません。ただ、どうやら『トミカ』の『No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー』は、警視庁の交通機動隊に2020年春ごろに配備された、有名なホワイトのボディカラーの車両をモデル化しているものと思われます。

覆面パトカーにはTRDエアロパーツが装着されている。『GRフロントスポイラー』は低重心感のある迫力のフロントフェイスを実現するとともに、 センター部のメッキアクセントがプレミアム感を演出。
TRDエアロパーツ装着車のリヤビュー。『GRサイドスカート』と『GRリヤバンパースポイラー』は大胆なブラックアウト形状により迫力あるサイドビューとボディ色のフローティング形状との組み合わせにより重厚感あふれるリヤビューを演出。

このカムリの覆面パトカーは先述の通りスポーティな“WS”グレードをベースとしていますが、トヨタ自動車グループの一社の株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)が手掛けるブランドである『TRD』のエアロパーツを装着したカスタムカー仕様になっていることで注目を集めました。

覆面パトカーは写真上の仕様のようだ。ちなみに『GRドレスアップマフラー』はドレスアップを目的としたもので、マフラー機能を有しているのは左側2本のうちの右側の1本のみ。覆面パトカーでは右側のふさがれているスペースは、拡声器などがおさめられていると言われている。

交通機動隊は、主に高速道路での交通取り締まりや事故処理などを担当する高速道路交通警察隊と違い、主に一般道の交通取締まりや事故処理などに活躍します。基本的には白と黒のボディカラーの「交通取締用四輪車(交通取締用無線自動車)」――いわゆる“パトカー”――が主力ですが、「交通取締用四輪車(反転警光灯)」と呼ばれる、いわゆる“覆面パトカー”も配備されています。交通機動隊の“覆面パトカー”は主に一般道路で活躍するため、町中の光景に溶け込むよう、従来は比較的よく見られる地味な車両が選ばれがちでしたが、近年では高性能スポーツカーなどが地方予算で調達されて採用される例が増えてきているようです。これは主な取り締まり対象である、いわゆる“走り屋”などに偽装するためだと言われています。

反転して屋根の上にあらわれる赤色灯が無ければ、見た目はスポーティなエアロパーツを全身に装備した新型カムリにしか見えない『トミカ』の『No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー』。このユニークな1台をコレクションに加えてみてはいかがでしょう?

■トヨタ カムリ WS(2WD)主要諸元(『トミカ』モデル車種と同一規格ではありません)

全長×全幅×全高(mm):4910×1840×1445

ホイールベース(mm):2825

トレッド(前/後・mm) :1590/1595

車両重量(kg):1580

エンジン形式:A25A-FXS型 直列4気筒

排気量(cc):2487

エンジン最高出力:131kW(178ps)/5700rpm

エンジン最大トルク:221Nm(22.5kgm)/3600-5200rpm

モーター型式:3NM型 交流同期式

モーター最高出力:88kW(120ps)

モーター最大トルク:202Nm(20.6kgm)

トランスミッション:電気式CVT

サスペンション(前/後):ストラット/ダブルウィッシュボーン

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク

タイヤ:(前後)215/55R17

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.24 スズキ ソリオ(サスペンション可動・希望小売価格495円・税込)
No.24 スズキ ソリオ(初回特別仕様)(サスペンション可動・希望小売価格495円・税込)*初回販売のみの特別色です。

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2022年5月の第3土曜日には、上で紹介したように、それまでの『No.31 シボレー コルベット ZR1』に替わって『No.31 トヨタ カムリ スポーツ 覆面パトロールカー』が、『No.24 トヨタ カローラ ツーリング』に替わって『No.24 スズキ ソリオ』が登場します。『No.24 スズキ ソリオ』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。

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