息の長ぁ~い、あのクルマの最新仕様をモデル化

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.39 三菱 デリカD:5

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.39 三菱 デリカD:5 (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

デリカD:5は三菱自動車工業(以下、三菱)が製造販売しているSUV風のワンボックス・ミニバン型多人数乗車乗用車で、三菱ではワンボックス車ならではのスペース・ユーティリティと、オンロード/オフロードいずれにおいても高い走行性能を発揮するワンボックスタイプのミニバンということから“オールラウンドミニバン”と称しています。また、三菱が代々製造販売してきたワンボックス車『デリカ』のうち、多人数乗車の乗用モデルとしては5代目にあたることから『デリカD:5』の名が与えられています。

三菱デリカD:5実車フロントビュー (22型 G 8人乗り ベージュ内装 スターリングシルバーメタリック/グラファイトグレーメタリック)
三菱デリカD:5実車リヤビュー

デリカD:5は「さまざまな走行環境下で、多くの乗員を安全に目的地まで運ぶ」という歴代デリカの特長を発展させ、「ミニバンの優しさ」と「SUV の力強さ」の融合を開発テーマに、走行性能、ボディ構造、室内環境にいたるまで、すべてを新設計して2007年にデビューしました。

三菱自慢の“オール・ホイール・コントロール(AWC/全輪制御)”思想に基づくデリカD:5のシャシー。

ワンボックスタイプのミニバンでありながら、三菱の“オール・ホイール・コントロール(AWC/全輪制御)”思想のもと、電子制御4WD、ASC(Active Stability Control/横滑り防止装置)の採用や、悪路での高い走破性を発揮する十分な対地障害角と最低地上高を確保することで、走行性能の向上がはかられているのが大きな特長です。

デリカD:5のボディには、三菱独自の高剛性衝突安全ボディ“RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)”に基づくボディ構造に新開発の“リブボーンフレーム”と呼ぶ環状骨格構造が加えられている。

また、乗員をしっかり守るボディ構造として、新開発の“リブボーンフレーム”と呼ぶ環状骨格構造を採用、さらに三菱初となる運転席SRSニーエアバッグの標準装備、柔軟性・復元性に優れた樹脂フェンダーの新規採用など、“安心・安全”装備を多数採用したことで話題となりました。

19型以後はインストルメントパネルのデザインを機能性と開放感を兼ね備える水平基調のものへ一新されている。

デリカD:5はデビュー以来、様々な改良が加えられてその都度進化して行きましたが、2019年に大がかりな変更が施され、ほとんど2代目モデルと言ってもいいほどの変化を果たしています。この大改良モデルがデリカD:5の現行モデルであり、最新モデルのベースとなっています。この2019年に登場した19型は、“ダイナミックシールド”と称する、この時点で最新のフロントデザインコンセプトや縦型のマルチLEDヘッドライトを採用、一目で新世代モデルだとわかる特徴的なスタイリングに変化しました。またインテリアでは、インストルメントパネルのデザインを機能性と開放感を兼ね備える水平基調のものへ一新すると共に、上質感のあるものとしています。

さらに衝突被害軽減ブレーキシステム“FCM(Forward Collision Mitigation System)”などから成る予防安全技術『e-Assist』を装備して安全性を向上、エンジンは大幅改良が施されたクリーンディーゼルエンジンに統合され、新開発のスポーツモード付き8速ATとの組み合わせにより、よりパワフルかつ静かで滑らかな走りへと進化させています。

電子制御4WDシステムや適切な地上高の確保により、悪路に強いミニバンなのもデリカD:5の魅力の一つ。

電子制御4WDシステムには、新たにヨーレイトフィードバック制御を追加。車両の旋回運動を的確に判断し、ドライバーのハンドル操作に忠実な車両挙動を実現しています。また、フロントサスペンションのコイルスプリングの配置と傾斜角を変更し、正確なハンドリングと滑らかな操舵感を実現。リヤサスペンションはスプリング特性の見直しとショックアブソーバーのサイズアップにより、走破性能と乗り心地を両立させています。

サスペンションの最適化だけでなく、ステアリングにはデュアルピニオン電動パワーステアリングを採用。初期操舵からのしっかり感を確保すると共に、モーターによる違和感を少なくし、より自然な操舵フィーリングを実現しています。

『トミカ』の『No.39 三菱 デリカD:5』は、この19型以後の型を再現しているようです。それ以前のモデルとは明らかに異なるデザインのフロントマスクからそれがうかがえ、また、実は以前に『トミカ』ではそれ以前のモデルを再現した製品を販売していたことから推測できます。どうやら19型の“P”グレードの7人乗りモデルを再現しているようです。『トミカ』の『No.39 三菱 デリカD:5』は、“ダイナミックシールド”の特徴的なフロントマスクの造形を細かなメッキグリルと共によく再現している迫力の1台になっています。

■三菱 デリカ D:5 P 7人乗り 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):4800×1795×1875

ホイールベース(mm):2850

トレッド(前後・mm) :1540/1535

車両重量(kg):1970

エンジン型式:4N14型 直列4気筒DOHCインタークーラーターボ コモンレール式DI-Dディーゼル

排気量(cc):2267

最高出力:107kW(145ps)/3500rpm

最大トルク:380Nm(38.7kgm)/2000rpm

トランスミッション:8速ATスポーツモード付き

サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク

タイヤ:(前) 225/55R18

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