ボルボXC40のピュアEV版「XC40リチャージ」が上陸! 2モーターの四輪駆動仕様と1モーターの前輪駆動仕様を設定

ボルボ・カー・ジャパンはこのほど、コンパクトSUVであるXC40のラインアップに電気自動車モデル「XC40 Recharge(リチャージ)」を設定し、7月7日からボルボWEBサイトのオンラインストアにおいて、予約受注を開始すると発表した。税込車両価格は579万円〜679万円で、納車は今秋を予定している。

電気自動車仕様専用デザインのフロントマスクやホイールを採用。チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラスルーフを標準装備

XC40リチャージは、XC40から採用を開始したCMAプラットフォームをベースとしながら、駆動用バッテリー搭載やエンジンの非搭載化に合わせて、フロントセクションやフロア構造をBEV専用設計としている。また、エクステリアデザインも、新デザインのフロントフェイスやホイールデザインとともに、全車がブラックルーフ仕様となる。広大なガラス面積を持ち、すべての座席に広々とした開放的な雰囲気を提供する、チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラスルーフを標準装備している点もXC40リチャージの特色だ。

写真左奥が「XC40 Recharge Plus Single Motor 」、同右手前が「XC40 Recharge Ultimate Twin Motor」

グレード体系はシンプルで、前後にモーターを搭載し全輪を駆動する高性能ツインモーター(AWD)仕様「XC40 Recharge Ultimate Twin Motor(税込679万円)」と、前輪にモーターを搭載し、電気自動車ならではの静かでスムーズなドライブフィールを実現したシングルモーター仕様「XC40 Recharge Plus Single Motor(税込579万円)」の2グレードを設定している。

ツインモーター仕様の「XC40 Recharge Ultimate Twin Motor」は、前輪と後輪それぞれにモーターを搭載し、合計最高出力300kW(408ps)/660Nm を発生するAWD(全輪駆動) パワートレーンを採用。搭載する駆動用バッテリー容量は78kWhで、航続距離は約434 km(欧州WLTPモード※)となっている。一方、シングルモーター仕様の「C40 Recharge Plus Single Motor」は、前輪にモーターを搭載するFWD(前輪駆動)パワートレーンを採用し、容量69kWhの駆動用バッテリーによって、航続距離424km(欧州WLTPモード※)を実現。充電に関しては、普通充電: 9.6kW(AC200Vの場合)、急速充電:DC(CHAdeMO)150kW まで対応している。
※日本仕様の航続距離(一充電走行距離)は未定。

インテリアでは、一部にリサイクル素材が使用されたスウェードテキスタイルと、洗練された感触のハイテク合成素材であるマイクロテックを組み合わせた新シート素材を採用。このほか、ツインモーターモデルでは、オレフォス社製クリスタル・シフトノブと組み合わされるテイラードウールブレンドシートの内装仕様がオプションとして選択可能だ。カーペット素材は、100%ペットボトルリサイクル素材を使用している。また、スウェーデンのアビスコ国立公園の地図等高線をモチーフにして描かれたバックライト付きの“Topography”の半透明のデコラティブ・パネルが、夜間、柔らかに光り輝き、独特の雰囲気を生み出す。

このほか、Google搭載の新インフォテイメントシステムの採用や、高度な先進安全・運転支援機能の全車標準装備は、新世代ボルボ車に共通する特徴だ。

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