新型GLCワールドプレミア。システム最大トルク750NmのPHVもラインナップ!

6月1日にワールドプレミアされた、新型メルセデス・ベンツGLC! メルセデス の中核を担うオールラウンドSUV

6月1日、メルセデス・ベンツより新型GLCのビジュアルが発表された。高性能ハイブリッドシステムを備えたGLCはEVのみでの走行も可能で、街中での快適な走行がその使いやすさに磨きをかけている。快適性能はオフロードでも健在で、優れた足回り装備で安定してパワフルな走りを見せてくれる。まさにオールラウンダーな新型GLC。メルセデスのSUV市場を引っ張る人気モデルとして期待が寄せられる。

充実したHV、PHVラインナップ

新型メルセデス・ベンツGLCはハイブリッドによる効率的な走行を重視して設計されている。エンジンユニットは4気筒ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンに電気モーターを組み合わせたモデル。このうち4種類は、第2世代のスターター・ジェネレーター(ISG)を内蔵したマイルドハイブリッドシステム。他の3つのエンジンバリエーションは、システム出力が最大280kW(381ps)、システム最大トルクが750Nmのプラグイン・ハイブリッド・ユニット。すべてのプラグイン・ハイブリッド車で航続距離は100km以上を達成している。

高性能なハイブリッドシステムを搭載した新型GLCだが、日常使いでは電気自動車として使用することができる。電気駆動による航続距離は格段に向上し、日常的な距離であれば全て電気駆動で走行することが可能。改良が施されたハイブリッド走行プログラムでは、ルートの適した区間で電気走行モードに切り替えて走行する。都市部などの長距離移動では電気駆動が優先して使用される仕組みになっている。

GLCはオンロードでも俊敏に走行するが、悪天候下や未舗装の道路などのオフロードでも走行できるように特性が大幅に向上させられている。ボンネットで遮られてしまう視界をスクリーンに映す「シースルーボンネットシステム」。フロントには4リンク式サスペンション、リアにはマルチリンク式独立サスペンションを搭載。その他優れたトラクションやハンドリングの安全性の向上など多彩なアップデートが盛り込まれている。オプションでリアアクスルステアリングを追加することで、より俊敏な動きを実現することができる。これによって最小回転半径は80cmも縮小され、11.0mと驚異の数字。

エレガントなエクステリアデザイン

曲線を多用したエクステリアデザインにより、他のどの車両とも異なるユニークなプロポーションを実現している。曲面の多い輪郭に、クロームアンダーガード、ルーフレール、オプションのランニングボードなどのクラシックSUVの特徴を組み合わせることで、エレガントさとスポーティさを上手く融合している。フェイスでは、楕円形の大きなグリルと丸い造形のヘッドライトが特徴的。新型GLCの最小抗力係数(Cd)は0.29を達成。先代の0.31を下回り、従来のSUVとしては特筆すべき進化を遂げている。

音に特化したこだわりのインテリア

車内に入ると内装はレザーがなす高級感あふれる空間となっている。ダッシュボードは水平方向に広い航空機のような形状で、サイドから曲線を描きながらセンターコンソール部に繋がっている。センターコンソールはクロームインサートで縁取られた高級志向のもの。中央の小物入れスペースから傾斜したにディスプレイにシームレスに繋がっていき一体感がある。センターディスプレイの大きさは11.9インチ。ナビゲーションに限らず様々な機能を使用できる。

新型GLCでは洗練されたノイズキャンセリング機構を備え、走行中に発生するロードノイズや風切り音などをカットし静粛した快適な空間が実現された。2つの大型ディスプレイとフルスクリーンナビゲーションを備えた最新世代のMBUXシステムは、個人の好みに合わせて設定を変更でき、主要な音楽ストリーミングサービスを統合している。オプションでBurmesterサウンドシステムを装着すれば、15個のプレミアムスピーカーと合計170ワットの出力で臨場感のあるサウンド空間を作り出してくれる。

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