電気自動車や自動運転技術といった先進技術の解説や、その裏にある開発の目的や込められた想いを紹介するスライド・映像と、児童たちが自ら未来のクルマを考えるワークシートなどで構成
両社は今年8月の教材完成を目指して制作を進め、その後、日産はARROWSが運営する日本最大級の教員限定プラットフォームを通じて、今回共同制作する教材の普及・利用促進を図っていく。
この教材は小学5年生の社会科を対象とし、電気自動車や自動運転技術などクルマに関する先進技術の解説や、その裏にある開発の目的や込められた想いを紹介するスライド・映像と、児童たちが自ら未来のクルマを考えるワークシートなどで構成されている。同教材を授業で活用することで、クルマの先進技術を学ぶとともに、周りの児童との意見交換や、さらには帰宅後の家族との対話なども通じて、児童自らが未来や環境を様々な角度から考えることのできる内容となっている。
日産は、電気自動車など車両の電動化を通じた「ゼロ・エミッション」、そして日産車が関わる交通事故の死者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティ」の実現に向けて取り組んでいる。今後は、同教材の制作や改良を加えて、未来を担う次世代の育成にも継続的に取り組んでいく方針だ。
一方ARROWSは「先生ファースト」を掲げ、教育現場が抱える課題の解決に積極的だ。このプロジェクトでは、日産の自動車技術や開発への想いを起点に、子どもたちが「技術進化・環境に良い行動」に興味を持つことを目指していく。