ダイハツの愛され車は『トミカ』になっても愛されている?

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.47 ダイハツ タフト

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.47 ダイハツ タフト (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

2020年にデビューしたダイハツのタフトは「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」をコンセプトに開発された軽クロスオーバー車です。車名の『タフト=TAFT』とは、“Tough & Almighty Fun Tool (タフ&オールマイティ・ファンツール=頑強で万能な楽しい道具)”の頭文字をとったものです。

実はダイハツは1974年から1984年まで、同じ『タフト』という名前のクロスカントリー車を製造販売していました。こちらは軽自動車ではなく普通商用車で、軽自動車のタフトとは直接的な関係はありません。しかし、この車のイメージも引き継ぎたいという想いもあり、同じ名前としたそうです。ですから名前の上では2代目ですが、クルマの内容としてはまったくの初代ということになります。

ダイハツ タフト実車フロントビュー(2020年モデル)

また、タフトは2019年に発売された『タント』、『ロッキー』に続く、ダイハツの新世代のクルマづくりの考え方である“DNGA”が導入された第三弾商品であり、ダイハツの主力車種として、拡大傾向にある軽クロスオーバー市場に投入されました。

ダイハツ タフト実車リヤビュー(2020年モデル)

タフトの主な特長は、タフさ・力強さを表現したデザイン、広大な視界による開放感と非日常感をもたらす“スカイフィールトップ”、日常からレジャーまでアレンジ自在の“フレキシブルスペース”、“DNGA”による確かな基本・安全性能と良品廉価ということになります。

外観デザインはカッコ良さと使いやすさを両立したスクエアなボディとし、水平基調なデザインが伸びやかなサイドシルエットを表現しています。また、分厚いボディと薄いキャビンに太いセンター ピラーでタフさを強調、高い地上高とリフト感を強調する前後バンパーでSUVらしさを表現し、外径サイズがFF軽乗用車で最大となる大径タイヤを採用することにより、力強いイメージを強調しています。さらに、ランプをスクエアなデザインとすることで車両のワイド感を強調、ヘッドランプそのものも先進的で夜間の視界確保にも貢献する安全安心なフルLEDヘッドランプとなっています。

ダイハツ タフト実車インパネまわり。

インテリアでは、インストルメントパネルには黒を基調とした、高い質感を味わえるデザインを採用、ドライバーを中心に配置した機能部品で使い勝手の良さも両立しています。また、長時間のドライブでも疲れにくい、身体にフィットするホールド性の高いシートは、オレンジの差し色とカモフラージュ柄で個性も表現しています。

タフトの最大の特長とも言える大きなガラスルーフ、“スカイフィールトップ”。
“スカイフィールトップ”は広大な視界をもたらす。
“スカイフィールトップ”には紫外線対策に加えて室内温度の上昇も抑えられるスーパーUV&IRカットガラスを採用。

タフトの最大の特長とも言えるのが、前席上に設置された、広大な視界による開放感と非日常感をもたらす大きなガラスルーフ、“スカイフィールトップ”です。この“スカイフィールトップ”にはスーパーUV&IRカットガラスが採用され、紫外線対策に加えて室内温度の上昇も抑えられています。

柔軟な使い勝手の“フレキシブルスペース”により、タフトは日常からレジャーまでアクティブに活躍できるモデルとなっている。

またタフトには新しいパッケージングコンセプト“Backpack スタイル”も採用されています。これはワクワク感あるデザインと多彩な収容スペースのある前席部分を“クルースペース”、自由自在にアレンジ可能な後部を“フレキシブルスペース”と位置付け、後部の“フレキシブルスペース”を人間が背負うバックパックのように、使い勝手や積み荷によって柔軟に対応させようという考え方です。これにより、タフトは使い勝手に合わせて様々な室内アレンジが可能となっているため、日常からレジャーまでアクティブに活躍できるモデルとなっています。

4WD車には、ぬかるんだ道や凸凹の多い路面でタイヤが空転したとき、空転した車輪に制動力を掛けることで空転を抑制し、もう片輪に駆動力を伝えることで、タイヤのグリップ状態をキープし、発進・加速をサポートするグリップサポート制御が採用されている。

安全・安心面では、「先進技術をみんなのものに」という考え方のもと、ダイハツ独自の予防安全機能『スマートアシスト』を進化させ、全車標準装備としています。新開発のステレオカメラを採用し、衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度が引き上げられるとともに、夜間の歩行者検知を実現。またダイハツ初となる“電動パーキングブレーキ”を採用するなど、安全・安心性能を向上させています。さらに“DNGA”新プラットフォームにより、乗り心地・操縦安定性の良さと力強い走りを実現しています。

ユニークなスタイリングと充実した機能で人気が高い実車同様、『トミカ』の『No.47 ダイハツ タフト』も高い人気を誇り、どうやら実車のオーナーが購入している例が少なくなく、売り切れているお店もあるようです。実車同様に愛される存在である『No.47 ダイハツ タフト』をコレクションに加えてみてはいかがでしょう?

■ダイハツ タフト Gターボ 4WD 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1630

ホイールベース(mm):2460

トレッド(前/後・mm) :1300/1265

車両重量(kg):890

エンジン形式:KF型直列3気筒DOHCインタークーラーターボ

排気量(cc):658

最高出力:47kW(64ps)/6400rpm

最大トルク:100Nm(10.2kgm)/3600rpm

トランスミッション:CVT

サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム

タイヤ:(前後) 165/65R15 81S

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