新しいクルマがくると、タイヤ&ホイールを換えたり、エアロパーツが欲しくなったりするものだ。それは、「もの大好き人」にとっては抗えない衝動だ。アウトドアでも、ひとつのグッズが増えると、今まで所有しているグッズでも代用できるのに、それに合ったアイテムを追加していきたくなる。楽しみ以外、何ものでもないが、ある意味、悲しい性でもある。
久しぶりのシングルバーナー、「イワタニ FORE WINDS FW-MS01」。ライバル視されている王者「新富士バーナーSOTO レギュレーターストーブ ST-310」に比べると、後から追加する純正の専用アクセサリーがない。このあたりは「SOTO レギュレーターストーブ ST-310」の人気が高い要因でもあるのだろう。「イワタニ FORE WINDS FW-MS01」は完結していると言えば言えなくもないのだが、ちょっと寂しい感はある。
「新富士バーナーSOTO レギュレーターストーブ ST-310」の純正オプションとして例に挙げると、アシストセット(ポーチ、点火アシストレバー、アシストグリップと呼ばれる滑り止め、電動熱保護)、ウインドスクリーン、角形のクッカー、そして専用設計の小さなテーブル等である。特に遮熱板を兼ねたこの専用設計のミニマルワークトップST-3107のイメージは、ステンレスで覆われたプロの厨房のようで、ちょいと羨ましい。
そこで大手通販サイトで探し、「イワタニ FORE WINDS FW-MS01」専用のミニテーブルを手に入れた。もちろん、スタイルも大切であるが、大きめのコッヘルやフライパン等を使う場合、それらの調理器具の熱がCB缶へ伝わらないようにする遮熱板としても役に立つ。それで大いに安全面もアップする。また、3ボンベ化した場合、CB缶をひとつの支えとして設計されている「イワタニ FORE WINDS FW-MS01」は、3本の脚では非常に不安定。このテーブルで「イワタニ FORE WINDS FW-MS01」のゴトクを固定しておけば安定度は増すはずだ。
この遮熱板兼テーブルは広げると、縦約16cm、横約32cmになる。家庭用のまな板よりも小さいサイズではある。その上にゴトクの形にカットされた所にバーナーが入り込む。ゴトクの上にコッヘルが載るので、さらにテーブルの有効な面積は狭くなる。
だが、ソロで一品料理で済ますのなら、メスティン等で炊飯をし、このテーブルの上に置いて蒸らす。メインディシュを空いたバーナーで調理をするには充分なスペースである。
また特に楽なのは、この小さな遮熱テーブル、シングルバーナーと簡単に分離ができるので、外してそのまま洗える。食器と一緒に洗えば良いのだ。
作りはリベットで構成されている。そこが緩んでくる可能性はある。冬はちょっと冷たいだろうけれど、プロの厨房をイメージすることもできる。リベットは打ち直せるかもしれない。長く付き合えそうなデザインだ。
さて、もうひとつアイテムをイワタニ FORE WINDS FW-MS01」と遮熱テーブルの合わせて新たに導入。こちらは日本製だ。カラーは大好きなオレンジ。モーラナイフと同色で揃えた。「小振りなお玉」、「トング」、「ヘラ」、「フライ返し」の4点セット。ナガオというメーカーのもので、燕三条で金型、成形、包装、出荷を行なっているメーカー。小振りなこのミニサイズのこのセットはミニマムキャンプには使い勝手が良い。カラーも4色で楽しさも加えてくれる。
さぁ、こうなると、次はコッヘルや食器あたりを新たに探ることになりそうだ。「どうする?」軽くて丈夫なチタン製品が今、とても気になって仕方がないのだ。