日本を代表する小・中型トラックの荷台にあの人気者たちが描かれた『トミカ』

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.48 いすゞ エルフ 〈ミッキー&フレンズ〉 トラック

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.48 いすゞ エルフ 〈ミッキー&フレンズ〉 トラック (サスペンション/パネル開閉・希望小売価格:550円・税込)

いすゞ『エルフ』はいすゞを代表する小・中型トラックであり、1975年に2トン・クラスのトラックで販売台数首位の座を獲得して以来、日本を代表する小型キャブオーバー・トラックとして知られてきました。1959 年に誕生して以来、日本をはじめ世界約100 カ国で販売されており、累計生産台数は650万台を超えています。2022年6月現在は2006年にデビューした6代目にあたるモデルが現役最新型となっています。

いすゞ エルフ 実車フロントビュー(海外仕様『いすゞ Nシリーズ』/国内仕様および『トミカ』とは同一規格ではありません)
いすゞ エルフ 実車リヤビュー(海外仕様『いすゞ Nシリーズ』/国内仕様および『トミカ』とは同一規格ではありません)

いすゞはこの6代目モデルから、小型トラックと中型トラックを一つのグループとして考え、「SEE GLOBAL(シー・グローバル)」をコンセプトに、世界市場を見て、世界に通用するトラックを目指して開発されました。いすゞがこれまで、世界中の市場で学んできたトラックに求められるニーズを踏まえ、安全性、経済性、環境性能をグローバルな視点で徹底的に追究しています。

6 代目モデルは環境規制の強化、免許制度の改正、労働人口の減少、事故・盗難の頻発、運行管理の重要性など、日本国内における小型トラックを取り巻く大きな環境変化を踏まえて開発されています。将来を見据えた“運ぶ道具”として、“新普通免許最適車”、“新排出ガス基準時代の省エネ車”、“セーフティ・セキュリティ”の新しい3 つの価値基準を提案しています。

いすゞ エルフ 実車インテリア(ハイキャブ)

まず、内外装を一新し、無駄を省いた機能的なデザインとして、2006 年度のグッドデザイン賞を受賞しています(ハイキャブおよびワイドキャブ)。また、ハイキャブとワイドキャブは、フロントピラー、ボディサイドを直立化させることで、大きな室内空間を実現しています。

さらに新普通免許最適車を目指し、従来型『エルフ』ハイキャブを拡大してクラス唯一の普通車(1ナンバー)専用1.8m 幅のハイキャブを開発、キャブ幅段差の縮小や、架装時のボディサイズのさらなる容積アップ(全幅拡大)を可能としています。

フロントのインデぺンデント・サスペンションは、左右の車輪がそれぞれ独立して衝撃を吸収するサスペンション・システム。ロワーアームとフレームの間のコイルスプリングとショックアブソーバーの働きでナチュラルな減衰特性を発揮、抜群の走行安定性と快適な乗り心地を実現します。
リヤのリーフリジッド・サスペンション。後軸への荷重をガッシリと支える剛性・耐久性にすぐれたサスペンションで、積車時の走行安定性を確保し、空車時の振動を吸収します。

さらにエンジンの小排気量ターボ化、軽量キャブの新開発、フレーム、サスペンション、タイヤの改良など、車両全体で徹底した軽量化を実施し、新普通免許枠内でも充実した車型バリエーションの展開を可能にしています。これに加えてハイキャブにいすゞオリジナルの軽量ボディを組み合わせ、都市内配送に最適なドライバン完成車『Eカーゴ』を設定しています。

4JJ1-TCS 型インタークーラーターボディーゼルエンジンは排気量あたりのトルクが可能な限り高められ、軽量・コンパクト化を追求。エンジンに求められる諸性能を根底から引き上げている。

エンジンに目を向けると、『D-CORE(ディー・コア)』3 3 リッター、4JJ1-TCS 型インタークーラーターボディーゼルエンジンを新開発し、主力エンジンとして搭載しています。排気量あたりのトルクが可能な限り高められ、軽量・コンパクト化を追求、燃費、重量、排出ガスといったエンジンに求められる諸性能が根底から引き上げられています。これにより、新長期排出ガス規制に適合すると共に、クラスで初めて重量車燃費基準を達成、平成17 年基準の低排出ガス重量車認定にも適合しています。さらにアイドリングストップ&スタートシステムをクラスで初めて標準装備しています。

トランスミッションはマニュアルトランスミッションの進化形である『スムーサーE』シリーズを発展・改良させた、いすゞ独自のイージードライブシステム、自動変速とシーケンシャルマニュアル変速を実現する『スムーサーEx』が搭載されています。さらに国産トラックとしては初めて、盗難防止のための電子施錠システム『イモビライザ-』が標準装備されています。

『エルフ』は様々な用途に対応する小・中型トラックとして、世界中で幅広く使用されている。

いすゞ『エルフ』は発売以来、様々な改良が加えられてさらに、より使いやすいトラックに進化してきており、『トミカ』でも発売以来、様々な『エルフ』がモデル化されています。この『No.48 いすゞ エルフ 〈ミッキー&フレンズ〉 トラック』はフロントグリルの形状などから、6代目エルフの中でも2018年のマイナーチェンジ以後の車両をモデル化したもので、カーゴバン部分とのバランスから、おそらくハイキャブ、高床ダブルタイヤをイメージしたものと思われます(商品の後輪はシングルです)。よく見られるオプションのOKウィンドウは非装着の標準的なものです。後部パネル開閉ギミックをもったカーゴバン部分にミッキーマウスとディスニーの仲間たちが描かれた楽しい『エルフ』トラック、ぜひコレクションに加えてあげてください。

■いすゞ エルフ ディーゼル 2t ハイキャブ 高床ダブルタイヤ/ロングボディ/木製アオリ・ワンハンドゲート付 主要諸元(『トミカ』の規格と同一ではありません)

全長×全幅×全高(mm):6080×1930×2270

ホイールベース(mm):3360

トレッド(前/後・mm) :1395/1425

車両重量(kg):2530

エンジン:4JJ1-TCS型直列4気筒DOHCディーゼル インタークーラー付き2ステージターボ

排気量(cc):2999

最高出力: 110kW(150ps)/2800rpm

最大トルク:375Nm(38.2kgm)/1400-2800rpm

トランスミッション:6速AT

サスペンション(前/後):インデペンデント/リーフリジッド

ブレーキ(前/後) :ディスク/ドラム

タイヤ:(前後)185/85R16

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