トヨタの熱き走りの魂の具現化、GRヤリスもあります!

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.50 トヨタ GR ヤリス

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.50 トヨタ GR ヤリス (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

トヨタのヤリスは、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発されました。実は日本では1999年からヴィッツの名前で販売されていたコンパクトカーで、2020年に登場した4代目にあたるモデルから、海外と同じヤリスという名前に統一されたのです。ですからヤリスは日本では初代になりますが、海外では4代目となります。

TNGAプラットフォーム(GA-B)。

ヤリスはコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを開発。新開発の『直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン』を採用した新世代ハイブリッドシステムは、力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現しています。さらにトヨタのコンパクトカーとして初めて、『E-Four』と呼ぶ電気式4WDシステムを搭載しています。

ガソリン車には前述の『直列3気筒1 . 5 Lダイナミックフォースエンジン』に、スムーズでダイレクトな加速を実現する『Direct Shift-CVT(4WD設定あり)』、または6速マニュアルを採用。さらに、改良を加えた1.0Lエンジンと小型軽量化したCVTとの組み合わせもラインアップし、選択の幅を広げています。

また、トヨタ初となる高度駐車支援システム『Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]』や、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の『Toyota Safety Sense』、楽に乗り降りできる『ターンチルトシート』など、多くの先進・便利機能をいち早く採用しています。さらに、スマートフォンと連携する『ディスプレイオーディオ』も全車に標準装備したほか、『アクセサリーコンセント(1,500W)』を設定し、家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、停電などの非常時には発電機として使用可能です。

GRヤリス実車フロントビュー(RZ“High performance”/オプション装着車)
GRヤリス実車リヤビュー(RZ“High performance”/オプション装着車)

この使い勝手のよいコンパクトカーのヤリスをベースに、本格的なスポーツカーとしてチューニングされたのがGRヤリスです。GRヤリスは『TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)』に学んだ「WRC(世界ラリー選手権)で競争力あるクルマづくり」や、開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生しました。「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」、という逆転の発想で開発された、トヨタ自動車初となるモデルです。

GRヤリスの軽量化ボディ。

GRヤリスにはベースモデルとなるRZ、走りを気軽に楽しめるRS(1.5L FF)、競技ベース用のRCの3つの個性あるモデルが用意されていますが、RZとRCはヤリスをベースに「空力、軽量、高剛性」をさらに追求した車両パッケージとし、エンジンはハイパワーを誇る新開発の1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン、『G16E-GTS』を搭載。さらに多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム、『GR-FOUR』が搭載されて四輪に余すことなくパワーを伝達します。

新開発の1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン、『G16E-GTS』。

またRZにはRZ“High performance”という仕様が用意されており、冷却スプレー機能付き空冷インタークーラーを標準装備しているほか、4WDシステムには前後のディファレンシャルにトルセンLSDが標準装備されており、BBS製鍛造アルミホイールにミシュラン Pilot Sport 4S ラジアルタイヤが標準装備されています。

スポーツ4WDシステム『GR-FOUR』。

RSは車両パッケージはRZやRC同様ですが、エンジンはより使いやすい直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン『M15A-FKS』を搭載し、発進用ギヤを追加して低速から高速域まで力強くダイレクトな走りを実現する『Direct Shift-CVT』を搭載。このCVTにはマニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフトが装備されています。RSはWLTCモードで18.2km/Lの低燃費を実現する一方、スポーツ走行はもちろん、日常生活の中でも、安全な速度域でパワーを使い切れる楽しさや、意のままに車両をコントロールする「気持ち良さ」を追求したモデルです。

GRヤリス RZ“High performance”(プラチナパールホワイトマイカ)

『トミカ』の『No.50 トヨタ GR ヤリス』は、この「レースに勝つための技術」が惜しみなく投入されたホットなGRヤリスの魅力が的確に再現されています。モデル化されているのがどのタイプなのかは実車同様、外観からは判然としませんが、ボディ色が『スーパーホワイトⅡ』なので、これをイメージカラーとしているRZ“High performance”ではないかと思われます。ただ、ボディ色はどのタイプでも選択可能ですから、いちいちタイプにこだわるのも無粋というものでしょう。

■トヨタ GRヤリス RZ“High performance”主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3995×1805×1455

ホイールベース(mm):2560

トレッド(前/後・mm) :1535/1565

車両重量(kg):1280

エンジン形式:G16E-GTS型直列3気筒DOHCインタークーラーターボ

排気量(cc):1618

最高出力:200kW(272ps)/6500rpm

最大トルク:370Nm(37.7kgm)/3000-4600rpm

トランスミッション:6速MT(IMT)

サスペンション(前/後):ストラット/ダブルウィッシュボーン

ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク

タイヤ:(前後) 225/40ZR18

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