欧州トヨタが7人乗りSUV「ハイランダー」をアップデート。 高級志向の新カラーとクラウド接続を果たす最新ソフトウェアに注目!

欧州トヨタは、2021年にデビューした7人乗りの人気SUV「ハイランダー」に、新色のエクステリア&インテリアカラーと新型ソフトウェアのラインナップを追加することを発表した。新たに搭載された「トヨタ・スマートコネクト」は、データ通信料が完全無料で4年データプランが含まれた優秀なソフトで、道路状況をリアルタイムにナビに反映することができる。人気SUVのハイランダーの2023年式アップデートの内容を紹介していこう。

2023年、トヨタのハイブリッドSUV「ハイランダー」に新たなアップデートが追加されることが発表された。現行のハイランダーは、2021年にヨーロッパでデビューを果たし、柔軟な7人乗りインテリアと4WD制御機構(AWD-i)性能で洗練された使い勝手を実現している。

西ヨーロッパで展開されているハイランダーは、248hpの3.5リッターV6エンジンを搭載している。東ヨーロッパ向けには2.4リッターターボ4気筒ガソリンエンジンに変更され、燃費の向上とCO₂排出量の削減を実現している。最大出力269hpを発生する新エンジンは、加速レスポンスとトルク特性が高く、シフトダウンの必要性が少なく、ゆったりとしたドライビングが楽しめるようにチューニングが施されている。

今回の2023年モデルには、新たなエクステリアカラーが追加される。それが、より高級志向を目指したサイプレス・グリーンのメタリックペイントのオプションだ。ディテールには、20インチのグロスブラックのアルミホイール、インテリアにベージュ&オーカーレザーのシートを搭載し、より上質でプレミアムな空間を実現した。

クラウド接続もできる最新マルチメディア

ハイランダーは、トヨタのマルチメディアシステム「トヨタ・スマートコネクト」を搭載した最新モデルとなっている。ダッシュボードには、12.3インチのタッチスクリーンHDディスプレイを搭載。道路上で発生するトラブルをリアルタイムで伝えるクラウドナビゲーションや音声エージェントなどの機能が追加されている。クラウドナビゲーションのデータ通信量は無料となっており、スマートフォンを接続しなくてもネットワークに接続することができるほか、ソフトウェアアップデートを含んだ4年間保証のデータ通信プランが合わせて販売される手厚いサービスが組み込まれている。

上級グレードには、「トヨタ・スマートコネクト+」が搭載され、クラウドに接続できない圏外でもルート探索が可能な、システム内臓型ナビゲーションシステムが追加されている。そのほか、3Dシティマップ、道路標識認識、固定式スピーカーカメラの位置情報などさまざまな利便性を兼ね備えている。

グラフィックテーマ「タフ」
グラフィックテーマ「カジュアル」

運転席のデジタル式メーターディスプレイもモデルチェンジし、見やすい情報と直感的な操作が可能な12.3インチのデジタルコンビメーターが新たに導入された。グラフィックは4つのデザインテーマから選ぶことができ、好みに合わせたカスタマイズができるようになっている。用意されたデザインテーマは、カジュアル、スマート、タフ、スポーツとなっている。

無線でiPhoneとの接続が可能な「Apple CarPlay」

新システムは、混雑した駐車場でクルマを見つけるのに役立つリモートハザードランプを搭載している。また、Apple CarPlayによるiPhoneのワイヤレス接続に加えて、有線接続のAndroid Autoの利用も可能になっている。スマートフォンを充電するのに便利なワイヤレス充電トレイをフロントコンソール内に装備した。


新型ハイランダーは既に注文を受け付けており、今年2022年の第4四半期に最初の納車が予定されている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部