フォルクスワーゲンが2023年型「ID.4」の価格を発表! 497万円から全4グレードで販売開始。

フォルクスワーゲンは北米市場で電動SUV「ID.4」の2023年モデルの価格とパッケージングを発表した。「スタンダード/プロ」「S」「Sプラス」のグレードが用意され、一部グレードでは後輪駆動と全輪駆動(AWD)の駆動方式から選択することができる。価格はエントリーモデルの497万円からとなっている。新型バッテリーを搭載し航続距離が伸びたほか、エクステリア/インテリアも一新されたID.4のアップグレードのポイントを紹介する。

フォルクスワーゲンは米国市場で電動コンパクトSUV「ID.4」2023年モデルの価格を発表した。新開発のバッテリーパック、ランクアップしたエクステリア/インテリアデザイン、新設計アルミホイール、改良されたセンターコンソールなどを含め、37,495ドル(≒497万円)から販売することを発表した。グレードは、「スタンダード/プロ」、「S」、「Sプラス」の3クラス。バッテリーは 62kWh/82kWhの2種類から、駆動方式は 後輪駆動/全輪駆動(AWD)の2種類からオプションで選択することができる。

エクステリアとインテリア

ID.4は、2023年モデルとして、フロントバンパーのグロスブラックハイライト、アダプティブフロントライティングシステム付きLEDヘッドライト、イルミネーションラインが既に装備されているが、さらに、全グレードに3種類の新デザインホイール、Sモデルにはイルミネーションリアエンブレム、20インチホイールが追加される。ペイントカラーは、グレードごとに異なる8色が用意され、多彩に個性を表現できるようにしている。

インテリアは、2023年に向けて全グレードでよりラグジュアリーになった。スタンダードモデルでは、ダッシュボードにステッチが施され、従来モデルのベーシックな布張りから、メランジ調ファブリックとレザー調シートサイドボルスターが新たに採用。インテリアカラーは、「ストーン」と「ナツメグ」の2色が新たに設定され、「ストーン」はブラックとグレーのアクセント、「ナツメグ」は魅力的なブラウンの色調を演出している。さらに、操作性に優れた12インチのインフォテインメント・ディスプレイが標準装備された。

「S」グレードでは、レザー調インテリアを導入し、さらなる高級感を演出。「ギャラクシー」と「コスミック」の2つのバリエーションから選択できる。「ギャラクシー」はレザーシート、ドアインサート、ダッシュボード、ステアリングホイールを全てブラックで統一し、スポーティな印象。「コスミック」は、ホワイトカラーのレザーシート、ステアリングホイールに、ネイビーカラーのドアトリムなどフレッシュな印象だ。

走行性能と安全技術

ID.4のエントリーモデルである「スタンダード」グレードには、新たに62kWhのバッテリーを搭載、低価格帯でありながら、208マイル(≒334km)の航続距離を達成。後輪に永久磁石式同期モーターを搭載し、201psを発揮する。「プロ」グレードには、引き続き82kWhのバッテリーが搭載され、航続距離は275マイル(≒442km)となっている。ID.4 AWD Proモデルはフロントアクスルに非同期モーターを追加することで馬力を295psに向上させており、航続距離は255マイル(≒410km)となる。

ID.4は従来よりさらに強化された最新の運転支援技術を豊富に搭載している。歩行者および自転車を検知する、自動緊急ブレーキ付き前方衝突警告、ブラインドスポットモニター、パークディスタンスコントロール、ハイビームアシストなどが含まれている。さらに、先進の運転支援システム「IQ.DRIVE」には、アダプティブクルーズコントロール付きトラベルアシスト2.0、レーンアシスト、ストップ&ゴー付きアダプティブクルーズコントロール、交通標識認識、エマージェンシーアシスト3.0がID.4全モデルで標準装備されている。2023年モデルのID.4では、トラベルアシストの強化機能として、メモリーパーキング付パークアシスト・プラスとドライバー主導の車線変更機能が新たに追加された。

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