カーグッズに四種目の神器!? Wi-Fi基地局化のファミリーカーNEWスタイル

carrozzeria『車載用Wi-Fiルーター DCT-WR100D』(本体価格:2万7500円)
ドラレコ、ポータブル電源、温冷庫が、令和におけるカーライフ三種の神器。そしてここに来て、もう一つ新顔が加わろうとしている。それこそ、車載用のWi-Fiルーターだ。

家族はもちろん、知人、友人にも感謝される!?

使いだしにあたっては、別途通信プランへの申し込みが必要。1日550円からの手頃なプランも用意されている。

自宅の居間にいるのと同じような快適さを得られつつある昨今の車内環境において、絶対的に足りない要素がひとつある。それがWi-Fi環境。カーメーカー純正のあつらえとしてその恩恵に預かる人もいるけれど、いまだ少数なのが実状だろう。  

確かにスマホがあるからこれで充分という考えもある。けれど今や、何をするにも通信が前提となり、LTEデータにすべて頼るのもしのびない。高速道路のパーキングエリアや道の駅など散発的にWi-Fi拠点はあるものの、走行中には利用できず、やはりどこかに利用制限は掛かる。  

ファミリーカーなら、なおさら飢餓感は顕著だろう。一人一台、個別にスマホを所有するようになり、ポータブルゲーム機だってオンラインが前提となりつつある。タブレットを持ち込んで動画を観ようにも、自宅にいる時と同じようにLTEデータを使われたのではたまらない。  

よくあるこの手のシーンで物を言うのが、車載用のWi-Fiルーター。そして、なかでも発売以来スマッシュヒットを飛ばすのがパイオニア・カロッツェリアの『DCT-WR100D』だ。同時に5台まで端末悦続ができ、クルマでの走行中ならデータ量は無制限。1日あたりの上限もない。  

最大のミソはNTTドコモの通信網を使える点だろう。数あるキャリアのなかでも、居住者が少ない地でも通信網が行き届いているとの評価も高い。  

実際に3年ほど使った編集部のクルマでも、日本全国津々浦々で、高速道路であればほぼ穴がないというのが率直な印象だ。そして、それが山あいの下道でも、かろうじて接続を保つ印章も強い。併用する別キャリアによるスマホと比較してみても、先に音を上げるのはスマホのほうで、車載用Wi-Fiは粘り強くつないでくれる。  

イメージとしては、クルマそのものがWi-Fi基地局になるというもの。家族はもちろん、知人などを乗せる際にもありがたがられるに違いない。

車内にHDMI端子の用意があれば、ネット環境を利し、ストリーミングメディアプレーヤーとつなぐことで各種の動画再生も思うがまま。

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