衝突時に発生するエネルギーが82%増加するという従来より厳しい試験でも、アウトバックは高水準の衝突安全性を実証
2022年モデルのスバル・アウトバック(米国仕様車)が、米国IIHS(※)によって行われた新たな側面衝突試験において、中型サイズ7車種を対象とした試験車両で唯一の最高評価「Good」を獲得した。
IIHSは、車両のさらなる安全性向上を目的に、死亡事故の一因となっている高い速度の衝突に対応するため、より厳しい新側面衝突試験を導入した。
新試験では、従来の試験と同様に交差点での出会い頭の衝突を再現しているが、衝突する台車の重量を増し、より速い速度で対象車両と衝突させている。新しい台車は最新の中型サイズのSUVの重量と同等となる1900kgで、従来の台車から400kg重く、衝突速度も50km/hから60km/hへと上がっている。これらの変更により、衝突時に発生するエネルギーが82%増加。さらに、新しい台車の衝突面を最新のSUVやピックアップトラックと衝突した状況と類似するよう変更されている。
新試験においても最高評価「Good」を獲得するには、乗員スペースの形状を衝突時も保持することが求められる。また、運転席と運転席の後席に設置されたSID-IIs人体ダミー(※)による計測値で、重傷の危険性が高くないことを示す必要がある。それに加え、サイドエアバッグやシートベルトは、乗員スペースにおける衝撃から人体ダミー全体(頭部から腰部)を守ることが求められる。
※小柄な女性あるいは12歳の子どもを模した側面衝突用ダミー
アウトバックは、今回の新試験における最高評価を獲得したほか、2022 トップセイフティピックプラス(TSP+)のすべての評価基準において最高評価を獲得している。