ヤリスクロスに「GRスポーツ」登場!GAZOO Racingにインスパイアされたハイパフォーマンスモデル。【欧州】

トヨタの欧州部門は、新型ヤリスクロス「GRスポーツ」を発表した。コンパクトSUVヤリスクロスのラインナップ拡充を図り、世界中で数々の勝利を収めてきたTOYOTA GAZOO RacingのDNAが注ぎ込まれたハイパフォーマンスカーとしてデビューする。専用のエクステリア&インテリアデザインのほか、サスペンションチューニングなど走行性能も向上しており、今年第3四半期に欧州で発売される。

トヨタは欧州市場にて、コンパクトSUV「ヤリスクロス」のラインナップを拡充する新型「ヤリスクロス GRスポーツ」を発表した。このモデルには、TOYOTA GAZOO Racingにインスパイアされた要素がダイレクトに導入されており、サスペンションチューニング、ステアリングロール、グリップフィーリングが向上されている。よりシャープで扱いやすいハンドリングを実現し、カローラ、CH-R、ヤリスGRスポーツに続く、より広い層への訴求が可能なモデルとなっている。

上下2つのグリルに専用メッシュパターンが採用。
剛性感のある18インチアルミホイールを専用装着。

新型ヤリスクロスGRスポーツのエクステリアでは、ブライト仕上げの18インチ10スポークアルミホイールが特長的だ。また、リアディフューザー、フロントグリルには専用の「ホットスタンプ」メッシュパターンが新たに採用され、オリジナルよりスポーティさを演出。特長的なエクステリアカラーのダイナミックグレーは、コントラストブラック塗装のルーフとピラーを備えたバイトーン・オプションとして設定されている。

ホイールアームとスタータースイッチに「GR」ロゴが。
リアシートを倒せば1,097Lもの荷室を確保できる。

インテリアには、鮮やかなレッドステッチを施したスポーツレザーシートが採用され、ステアリングホイール、シフトレバーにも同様の装飾が施されており、オプション設定ではスウェードシートに変更することもできる。フロントシートのヘッドレスト、スターターボタン、コンビメーター、ステアリングホイールには「GR」の専用刺繍が施されたほか、専用のガンメタルシルバートリムがドアとインパネに装着されている。

リアシートは、40:20:40の分割可倒式となっており、通常397Lのキャリアスペースを最大1,097Lにまで拡大することができる。GRスポーツモデルは、これまでの上級グレードと同様にデュアルクライメートシステム、前席シートヒーター、リアプライバシーガラスなどを標準装備してラインナップされている。加えて、先進アクティブセーフティ「Toyota T-Mate」も同様に搭載されている。

GRスポーツ由来のダイナミックな走行性能

ヤリスクロスGRスポーツには、1.5リッター3気筒ハイブリッドエンジンが搭載され、ロングストローク、高速燃焼、14:1の高圧縮比、温度・圧力制御により、40%という高い熱効率を実現している。

プラットフォームは、2021年欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したヤリスハッチバックと同じGA-Bプラットフォームを採用したことで、低重心、高剛性ボディ、バランスのとれたシャシーを実現し、扱いやすい基盤が確立されている。GRスポーツでは、サスペンションの再チューニングによって研ぎ澄まされた性能、ステアリングフィール、ボディロール、グリップが向上され、その名に恥じないパフォーマンスが実現されている。

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