使い捨てではもったいない!! 吸盤ケアの新習慣吸着力復活! 吸盤再生の道しるべ

脱落を繰り返す吸盤は、表面に細かな汚れが付着し、吸着面に隙間を生じさせている場合が多い。
春夏は高温で、秋冬は低温でと、大きな気温変化に応じて脱落を招きやすいのが吸盤固定 によるホルダー類だ。一度付けたらそれっきりという人ほど、ケアの有用性をここでチェック!

貼り付け場所のケアもカンジン

クリーニング後もまた上手くつかない場合は、吸盤ベースを併用するのも効果的だ。

冬も夏も接着や吸着を元に固定するアクセサリー類は、厳しい気候でこそ脱落しがち。しかもいったんこうなってしまうと、完全には元に戻らず脱落・再設置を繰り返すハメに。気が短い人などは「買い替えだ!」となるかもしれないが、もちろん再生の道はある。

とりわけ吸盤設置式のステーは、メンテありきで考えたほうがいい。吸着力の低下は、マメなケアで取り戻すこともできる。その方法も、いたってシンプル。接する部分の汚れを取り除き、リセットしてから再び固定するというものだ。

主にカーアクセサリーで使われる吸盤は、軟質樹脂タイプか粘着タイプかの2通りと言っていい。最も前者は、主に海外からの輸入品が専らのため、あくまで主流は後者のタイプと言える。

汚れを取り除く際も、使用するのは専ら水だけでいい。少量を吸盤に垂らし、指で馴染ませるだけでも表面に付着した汚れはある程度落ちてくれる。落ちきらない頑固な汚れでも、流水で洗い流すぐらいで十分。そこに、特別な処理はない。

気をつかうべきは吸盤面のみならず、固定先となる相手側も同様だ。こっちが汚れていれば元の木阿弥。再び吸着させようにも、結果的に、キレイにした吸盤側にも汚れがついてしまい、同じこととなってしまう。

もっとも使用状況によっては、相手側の表面劣化が発生する場合もある。共にクリーニングしても吸着力が今ひとつであれば、吸盤ベースの併用を考えたい。吸盤に接する面がフラットになるだけで、固定力はグンと増してくれる。

吸盤内に隙間ができると真空状態を保ちづらくなり、吸着力全体が低下する。少量のハンドクリームを塗ることで、隙間を埋めることができる場合も。

ここまで来ても思い通りにならないなら、奥の手はふたつ。吸盤自体が硬化しているようなら、80度ほどの熱湯につけ込むことで柔らかさを取り戻せる場合もある。もっともこれが可能なのは軟質樹脂タイプ。粘着タイプの場合はごく少量のハンドクリームを塗り込んでみるのもひとつの手だ。部分的に生じる吸着面の隙間を補い、真空度合をアップさせるという考え方だ。

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