4代目 フェアレディZ “Z32”のチーフデザイナー山下敏男がカーデザインのすべて を語る

山下敏男の動画 第13回ABOUT CAR DESIGN“スリークォータービュー編2”公開

カーデザイナー山下敏男が語る、自動車のデザインの様々。新車や旧車、名車のデザイン解説から、デザインの仕方、そして重要な基礎など、ここで車のデザインの面白さ、視点などをわかりやすく解説。クルマのデザインをもっと理解するための動画連載の第13回がアップされました。

ACD 013 アイデアスケッチの描き方『スリークォータービューVol.2』が公開された。

前回製作されたこのスケッチに色をつけていく。どんな技が見られるのか!

今回は前回012で準備した立体的な下絵に『着色』を行うとのこと。そのポイントとなるのは二点だそうで、一点めは「立体形状をわかりやすく表現する」ということ。

マーカーだけでなく、パステルを削った粉を付けたり、色鉛筆などを利用して立体感や表情を豊かに。

そして2点めは「デザインのテーマ・コンセプトを理解し表現する」つまり、デザインの意図を表現する必要があるということだ。当然ながら、クルマを開発するための元のスケッチとなるのでコンセプトが明確に表現されていないといけない、ということだ。

また、今後の予定として元トヨタ自動車デザイン部の木村徹さんにインタビューを計画中。このインタビューには山下さんからの招待を受け、カースタイリング誌(株式会社三栄)の元編集長の松永(当記事編集担当)も参加予定だ。

山下敏男氏の手がけたモデル
なんといっても注目は、1989年に発表された4代目フェアレディZ(Z32)。直列6気筒エンジンを離れ、V6エンジンを搭載するという初のフェアレディZ。ロングノーズないスポーツカーにフェアレディZらしさを見事に表現した名車である。
これが山下さんが手がけた4代目フェアレディZ(Z32型)。

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著者プロフィール

松永 大演 近影

松永 大演

他出版社の不採用票を手に、泣きながら三栄書房に駆け込む。重鎮だらけの「モーターファン」編集部で、ロ…