総電力量20kWhの駆動用バッテリーを搭載し、日常での走行に充分な容量を確保
この軽EVは、軽自動車の概念を覆すEVならではの力強い加速、滑らかな走り、そして高い静粛性を兼ね備えるモデルになる。さらに、運転支援技術をはじめとする、様々な先進技術も搭載される予定だ。
バッテリーの総電力量は20kWhとなり、安心して日常で使用できる航続距離を確保するとともに、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで家庭の電力として使用することも可能だ。もしもの時には「走る蓄電池」となり、非常用電源として充分な能力を発揮する。
ボディサイズは、全長3395×全幅1475×全高1655mmと、取り回し性に優れ、運転しやすい。なお、実質購入価格は約200万円からとなる見込みだという。
今回の発表に際して日産自動車は、2030年代早期より、主要市場で投入する新型車をすべて電気自動車(EV)などの電動車両とすることを目指し、引き続き、電動化技術の開発、電動化モデルのラインアップ拡充に向け取り組んでいく方針を改めて強調。
一方、三菱自動車は2009年6月に世界初の量産電気自動車として「アイ・ミーブ」を発売、続けて「ミニキャブ・ミーブ」「ミニキャブ・ミーブ トラック」と軽商用EVもラインアップし、環境負荷を低減させるとともに、公私にわたる幅広いニーズに対応、多くのユーザーに利用してもらっていることを踏まえ、今後も「環境ターゲット2030」において担げた、2030年までに新車の二酸化炭素排出量40%削減および電動車比率50%という目標の達成に向けて取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していく方針を再度表明している。