日産の軽EV「サクラ」が京都でタクシーに。11月16日より運行開始

日産自動車株はこのほど、一般社団法人 京都府タクシー協会に加盟するエムケイ株式会社、都タクシー株式会社、京都第一交通株式会社の3社において、軽EV「日産サクラ」が京都府内で運用するタクシーに採用されたと発表した。11月16日(水)より運行が始まる。

利用客の乗車距離に応じた一定額を環境団体に寄付する「ドネーションタクシー」を来年2月末まで運行

日産自動車株はこのほど、一般社団法人 京都府タクシー協会に加盟するエムケイ株式会社、都タクシー株式会社、京都第一交通株式会社の3社において、軽EV「日産サクラ」が京都府内で運用するタクシーに採用されたと発表した。11月16日(水)より運行が始まる。

今回の京都府内における軽EVタクシーの導入は、EVのパイオニアとしてEVの開発および普及に取り組んでいる日産と、京都議定書採択の地であり、環境先進都市としてカーボンニュートラルの実現に向けて取り組む京都府と、京都府タクシー協会に加盟する3社が連携し、EV活用を通じて脱炭素社会の実現を目指すもの。

世界有数の観光地である京都府は、歴史ある小道や坂道が多いため、軽自動車ならではの小回り性能に優れ、環境にも優しい軽EVタクシーの需要は高い。さらに、EVならではの力強く滑らかな加速も活かされる街並みだ。また、今年10月の政府主導による水際対策の緩和などで、再び外国人観光客の増加が見込まれるなか、タクシーのEV化による排出ガスの削減は、同府にとって環境課題解決に向けて意義のある取り組みとなる。

今回、日産サクラを導入したタクシー会社3社では、日産と連携し、EVによる地球環境にも優しい移動を幅広い利用客に感じてもらえるよう、11月16日(水)から2023年2月28日(火)までの期間、「日産サクラ」のタクシー全台を「DONATION TAXI(ドネーションタクシー)」として運行。ドネーションタクシーは、日産サクラのタクシーを利用した方の乗車距離に応じた一定額を、環境団体に寄付するシステムで、タクシーを利用するだけで、間接的に環境支援に関わることのできる取り組みだ。

また、今回の軽EVタクシーの運行を記念し、京都府内の小学生が「めざせCO2ゼロチャレンジ」をテーマに描いたイラストの中から選ばれた3作品を、車体に施した特別なタクシー車両が、各タクシー会社で1台ずつ、合計3台運行する。

●KYOTO × NISSAN SAKURA EV TAXI 運行概要
・運行開始日:2022年11月16日(水)
・運行場所:京都府内、京都市内各所
・運行会社:エムケイ株式会社都タクシー株式会社京都第一交通株式会社特設サイト

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