ディーゼルの「xDrive 40d」と高性能ガソリンの「M60i xDrive」の2機種を設定。いずれも48Vマイルドハイブリッド仕様
ビー・エム・ダブリューは11月15日、マイナーチェンジを受けた新型「BMW X7」を導入し、同日発売した。税込車両価格は1339万円〜1698万円で、納車は12月以降の予定だ。
X7の一部改良モデルは、先に発表された新型7シリーズと同様、印象的な上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライトに加えて、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグロー・キドニーグリルからなる、新しいBMWラグジュアリー・フェイスを採用し、路上での圧倒的な存在感を放つルックスを実現している。
ツイン・サーキュラー&ダブル・ライトは、上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライト、下部にはアダプティブマトリックス機能を採用しコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトで構成している。
BMWデザインの象徴であるキドニーグリルは、存在感と力強さを主張するデザインに進化し、クロームで縁取ることで斬新かつ高級感にあふれ、さらに、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグロー・キドニーグリルとすることで、夜間における存在感を増している。
なお、新型X7では、23インチアロイホィールが新たにオプション設定された。また、Mスポーツ仕様では、スポーティなルックスが追求され、以下の装備・仕様が採用された。
・Mエアロダイナミクスパッケージ
・Mバッジ（サイドパネル）
・Mハイグロスシャドーライン
・ハイグロスブラックルーフレール
・Mスポーツエグゾーストパイプデザイン
・Mサイドシル
・M専用インストルメントパネルデザイン（スポーツモード）
・Mレザーステアリングホイール
・Mアルカンターラアンソラジットルーフライニング
・M専用キーデザイン
さらに、M Sportパッケージプロを装備すると、以下が追加される。
・MスポーツSportブレーキ・ハイグロスブラック
・Mシートベルト
・ブラッククロームのMスポーツエグゾーストパイプトリム
・Mスポーツエグゾーストシステム
・Mハイグロスシャドーラインエクステンティッド（マットブラック仕様のキドニーグリルフレーム&バー）
インテリアにおいては、12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイの採用により、優れた視認性と高い操作性を実現。トランスミッションのシフトレバーを廃止し、BMW特有のiDriveコントローラーまわりをすっきりとさせることで、運転席まわりの空間を広くし、モダンな印象に。
なお、シフトレバーの廃止に伴い、パドルシフトは全モデルに標準装備された。ナビゲーションシステムで目的地をセットした場合、14.9インチのコントロールディスプレイには、AR機能により、前方のリアルタイムでの映像が映し出され、さらに、進行方向を表示する矢印が表示される。
キャビンは先代モデル同様、6名もしくは7名乗車仕様が選択でき、とくに6名乗車仕様においては、すべての乗員のシートを肘掛けのある個別のシートとすることで、疲労を感じないリラックスした長時間のドライブが可能となっている。
新型X7には、ディーゼルと高性能ガソリンの２種類のパワーユニットが設定された。ディーゼル仕様の「xDrive40d」には、340ps/700Nmを発揮する3.0ℓ直列6気筒ディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、総合で352ps/720Nmを発揮する。
一方、高性能ガソリン仕様「M60i xDrive」には、4.4ℓV型8気筒ツインターボエンジンに、こちらも48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、総合で530ps/750Nmを発揮する。
なお、M60i xDriveには、Mパフォーマンスモデルを主張すべく、以下の仕様・装備となっている。
・クローム仕様のキドニーグリルに加えハイグロスブラック・マットブラックのダブルバー付き
・キドニーグリル右上の新Mバッジ
・Mバッジ付きエアブリーザー（ハイグロスブラック仕上げ）
・Mパフォーマンスミラーキャップ（ブラック）
・Mスポーツディファレンシャル
・Mスポーツエグゾーストシステム
・ダブルデザインテールパイプ
●BMW「X7」モデルラインナップ
・xDrive40dエクセレンス：1339万円
・xDrive40d Mスポーツ：1386万円
・M60i xDrive：1698万円
※価格は消費税込み