三菱自動車が中国で新型「アウトランダー」を発売

三菱自動車の中国における生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司(広汽三菱)はこのほど、新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」を広汽三菱にて生産し、11月19日より販売開始したことを発表した。

1.5ℓ直噴ターボエンジンを組み合わせる48Vマイルドハイブリッドを搭載。滑らかで扱いやすい加速性能と低燃費を実現

三菱自動車の中国における生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司(広汽三菱)はこのほど、新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」を広汽三菱にて生産し、11月19日より販売開始したことを発表した。

新型アウトランダーは「威風堂堂」を商品コンセプトに掲げた三菱自動車のフラッグシップモデル。中国仕様では1.5ℓ直噴ターボエンジンを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。最高出力は163ps、最大トルクは280 Nmを発揮する。ターボエンジン特有の低中速から立ち上がるトルク特性にマイルドハイブリッドのモーターアシストを加えることで、滑らかで扱いやすい加速性能と低燃費を実現している。

エクステリアにおいては、「ダイナミックシールド」コンセプトを進化させたフロントデザインや、大径20インチタイヤ(グレード別設定)によって力強く存在感のあるスタイリングを実現。室内では上質感にこだわった。また、新開発プラットフォームや大幅に進化を遂げた電子制御4WDとS-AWC(Super-All Wheel Control)によって、様々な路面状況で安心・安全な走行を可能にしている。

アウトランダーは2001年に発売(日本ではエアトレック)した三菱自動車初のクロスオーバーSUV。近年は同社の世界販売台数の約2割を占めるコアモデルのひとつとなっている。刷新したアウトランダーのガソリンエンジンモデルは2021年に北米で発売後、中東、オセアニア、中南米、アフリカに投入され、世界累計販売台数は2022年10月末時点で10万台以上にのぼっている。

●「広汽三菱汽車有限公司」概要
・設立/営業開始:2012年9月25日
・所在地:中国・湖南省長沙市
・資本金:19.47億元(広州汽車:50%、三菱自動車:30%、三菱商事:20%)
・主要役員:董事長(会長)陳茂善、総経理(社長)山本賢一朗
・工場生産能力:27万台/年
・敷地面積:GMMC本社(含む販売支社)93.4ヘクタール/開発センター 36.6ヘクタール
・従業員数:2891名
・販売会社数:231社
・生産車種:ASX(日本名RVR)、アウトランダー、エクリプス クロス、エアトレック
※2022年10月末現在。敬称略

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