「FDJ初参戦でこの結果を得られたのは、最高のチームと仲間、そしてスポンサーの皆様のおかげです」(松山選手)
トーヨータイヤはこのほど、ドリフト競技「フォーミュラドリフトジャパン2022(以下FDJ)」において、同社製のタイヤ「PROXES R1R(プロクセス・アールワンアール)」を供給し、サポートしている松山北斗選手(FAT FIVE RACING所属)が、年間シリーズチャンピオンを獲得したことを発表した。
「フォーミュラドリフト」は、日本発祥のモータースポーツであるドリフト競技の代表的な大会「D1グランプリ」などの影響を受け、アメリカで生まれたドリフト競技。FDJは、2015年より「フォーミュラドリフト」のインターナショナルシリーズとして日本へ逆輸入するかたちで開催されるようになった。
ドリフト競技
クルマの後輪もしくは4輪を滑らせながら車両を走行させ、そのテクニック、ドライビングの見映え、観衆に与えたパフォーマンスなどを評価して勝敗を決めるモーター競技。選手(ドライバー)は、通常の運転・走行の限界を超えた領域で、曲がっていく方向とは逆にステアリングを切り、非常に高度なバランスをとってマシンをコントロールする。他のモータースポーツレースやラリー競技と比べると、マシンの性能よりドライバーのテクニックが勝敗を大きく左右するといわれている。
トヨタでテストドライバーを務めている松山選手は、同社サポート選手として今年初めてFDJへシリーズで参戦。全6戦中5戦目終了まで順調にスコアを獲得してきた松山選手は、年間ランキング1位の状況で、富士スピードウェイで行なわれた2022年の最終戦となる第6戦(11月18日・19日開催)に挑んだ。単走予選を1位で通過すると、追走決勝では準優勝をおさめ、FDJの年間シリーズチャンピオンを獲得した。