めっちゃ便利! 新型フリードの先進装備はかなり進化していた

予算で考えるならガソリン車!? 新型フリード、フットワークの軽快さは「ガソリン」の方が魅力的かも

3代目となる新型フリードは2列目を中心とした居住性の向上をはじめ、荷室の利便性の進化など、コンパクトミニバンに必要な機能性向上を目指した。
同時に2モーターハイブリッド「e:HEV」を搭載することで走りを磨き上げ、純ガソリン車を含めた静粛性や乗り心地の向上など、着実な進化を遂げた。

アイドリングストップが廃止されたガソリン車

純ガソリン車は再始動時の音/振動面を回避するため、アイドリングストップが廃止された。静粛性向上を主眼に、先代の直噴からポート噴射に変えた効果も明らか。カリカリ音がなくなり、上質感が高まっている。さらには、キックダウン時のエンジン回転数を低減する変速制御により振動を抑制し、「e:HEV」も含めて吸音材や遮音材の適材適所の配置もあってロードノイズや風切り音も抑制されている。さらに、エンジン音は回転数に応じて高まるものの、いわゆるラバーバンドフィールもリニアシフトコントロールの恩恵で、ほとんど影を潜めた。

「e:HEV」よりも90kg前後軽いこともあり、フットワークは軽快。しかもパワステの手応えも先代と比較すると軽くなっている。モーターアシストがないため、トルク感やパンチ力は「e:HEV」には及ばないものの、フットワークも含めてカジュアルで軽快なテイストになっていて、価格面はもちろん、気軽に付き合いたいのなら純ガソリン車が狙い目といえる。

CROSSTAR(5人乗り) 
全長×全幅×全高(mm) 4310×1720×1755(2WD)、1780(4WD)
室内長×室内幅×室内高(mm) 1935×1470×1280 
WLTCモード燃費消費量(km/L) 16.4(2WD)、14.4(4WD)
エンジン排気量・種類 1496cc・直列4気筒DOHC
最高出力[kW(ps)/rpm] 87(118)/6600
最大トルク[Nm(kgf・m)/rpm] 142(14.5)/4300
乗車定員(名) 5 
タイヤサイズ 185/65R15
価格 281万2700円(2WD)、304万3700円(4WD) 

【Honda SENSING】

【渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)】

【車線維持支援システム(LKAS)】

【ブラインドスポットインフォメーション】

【アダプティブドライビングビーム】

新型フリード「e:HEV」の試乗記事はこちらから

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