気になるコンパクトSUV"ヤリスクロス"、知りたいことがぜーんぶ分かる!!|ヤリスクロス総点検

ただいまバカ売れ中だって!【トヨタ・ヤリスクロス】ベース車の魅力からカスタムまで総・点・検!!

2020年8月の発売以来大ヒットとなっているヤリスクロスが、な、なんだか気になる! の、乗ってみたい! ほ、欲しい〜かも!? というオーナーのために、ヤリスクロスのベースカーを知る新車企画を組んでみた。そもそもどんなクルマで、どんなグレードがあるのか!? 良い点だけでなく、気になる点も包み隠さずリポートします! もちろんそこはスタワゴ、カスタム情報もありますヨ!

丁度いい大きさ、荷物も積める、使い勝手が大好評です!!

ヤリスクロスは大ヒット中のヤリスの姉妹車だが、スリーサイズやホイールベースはすべて拡大と、登録は3ナンバーとなる(ヤリスは5ナンバー)。

ポジションは「ライズ」と新発売の「カローラクロス」の中間。フェンダーの張り出し具合など、絞るところは絞り、出すべきは出すといった塊感を意識させる意匠となっている。


▶ヤリスクロスの装備・グレードの違い、価格などがわかる総点検記事シリーズはこちら

世界市場(とくに欧州)を見据え、ヤリスとほぼ同時進行で開発された1台で、海外でヒットしている同じBセグメント車である日産「ジューク」やルノー「キャプチャー」などのユーザー動向を精査。

このクラスのSUVで挙げられている小回りの効きや、高めな目線による見通しの良さ等を開発に活かしつつ、女性ユーザーが多いことを踏まえ、SUVとしてのチカラ感を“過剰に”アピりすぎない見た目と、機能性に配慮し開発された。

視線の高さや(上位グレードの)大径タイヤ採用で起こるスタビリティの悪化は、ボディ剛性の見直しや、ダンパーストローク&パワステのセッティングに細心の注意を払い対処。

走りの評価が高いヤリスイズムをしっかり受け継ぎつつ、独自の味付けが施された。

パワーユニットは2系統あり、ハイブリッドとガソリンとも1・5L。全車に2WD&4WDがある。4WD性能も侮れず、完成度の高いRAV4に迫ると評価する声も。先進安全装備は最廉価を除き、全車標準。

それを含め、「トヨタ初」「トヨタSUV初」の装備も複数と、機能性も高い。ちなみに本体価格はヤリス比で30数万円高額だ。

気になる現在の納期は?→9月注文時で5〜6カ月待ち
販売絶好調のヤリスクロスだが、その納期はほかの売れ筋トヨタ車同様、遅れに遅れており、編集部が9月に複数のディーラーを回り調べた限りでは、最短で2月下旬以降と半年近くかかる。そもそも受注数が多いのだが、世界的半導体不足が追い打ちをかけいま遅れに遅れている状態なのだ。だが、そこはグッと我慢。まずはどんなクルマなのかを、この企画でジックリチェックして!

知っておきたい、ヤリスクロス9つのポイント!!

ヤリスクロスは大きく2系統7グレードで構成されており、上位が「Z」、中位が「G」、下位が「X」。
ここではまず、パワーユニットやボディサイズほか、クルマを構成するベーシックな要素を確認。

(1)パワーユニット ヤリスクロスと同型の1.5Lベース、ハイブリッド&ガソリンがあり
動力源であるパワーユニットは、1.5Lのハイブリッドとガソリンの2系統。ヤリスと同じユニットで、前者が馬力91psのトルク120N・m、後者が120psの145N・m、ハイブリッドのモーターはフロント用で馬力80ps+トルク141N・mと、走りと燃費を意識した日常使い向けとなっている。

ガソリンエンジン

(2)ボディサイズ コンパクトSUVだけど、車幅広く3ナンバー
対ヤリス比で、全長+240㎜、全幅+70㎜、全高+90㎜、ホイールベース+10㎜とひとまわり大きい。エンジンは1.5Lだが、全幅が1.7mを越えるため扱いは3ナンバーだ。駆動による差はない。注意すべきは全高。1550㎜超えと機械式立体駐車場がNGな場合が……。*比較値は2WDの場合

●サイズ 全長 4180㎜/全幅 1765㎜/全高 1590㎜

(3)シート 前後2列の全車5人乗り、グレードで色や仕様が変化
シート数は全グレード5人乗り。選択グレードで仕様が異なり、前席は上位のZがツートーン、中位のGがブラック、下位のXがブラックのヘッドレスト一体型となる(Z&Gはヘッドレスト分割式)。後席もグレードで仕様が異なり、ZとGが4:2:4分割式、XがBパッケージ含め6:4分割となるため、選択には注意が必要。

(4)サスペンション フロントは鉄板のストラット、リアは駆動で機構が異なる
フロントがストラット式、2WDのリアは左右輪が連結されたトーションビーム、4WDは乗り味に有利な左右独立のWウィッシュボーン。これもヤリスと同じだが、セッティングは別モノだ。ちなみに駐車ブレーキは、ヤリスがサイドレバーに対しヤリクロは電子式。オートブレーキホールドも付く。*写真はヤリスでのイメージ

(5)ボディ剛性 高い車高と大径タイヤの走りを安定させる剛性を確保
足まわりの働きを最大限発揮させるため、低重心化したボディの剛性にも配慮して設計されたヤリクロ。高いボディ剛性は、高い車高や大径タイヤ装着によるスタビリティ悪化を抑える効果があるほか、振動やノイズを低減させる役目も担う。接合部の隙間も徹底して埋めるなど、静粛性にも強く配慮している。

(6)駆動 全車で2WDと4WD設定、オフロードも侮れない
単なる“街乗り四駆”の領域を越える、悪路走破性の高さも見過ごすべからず。ざっくり言えば、2WDと4WDを電子制御で切り替えるほか、路面状況にあわせ、ハイブリッドでは2モード、ガソリンでは3モードから任意に駆動力と機構を切り替え可能。状況にあわせた駆動力を得られるなど、評価は上々。

(7)安全性 先進安全性は万全の構え、オプションでさらに進化
先進安全装備は、X-Bパッケージを除き全車標準。便利な全車速対応のクルコンやトヨタ初の横風対策機能など、多彩に備わる。上位車でハイビームの部分カット機能や、斜め後方に迫る車両の警告機能がオプション追加できるが、グレード間で装備はほぼ一律。ライバル車と比較してもかなり充実している。

(8)ナビ 8か7インチのDAが標準、Tコネクトは地図更新自動!
ディスプレイオーディオ(DA)というモニターがインパネに全車標準。上中位グレードが8、下位は7インチで、ナビはスマホ連動か、販売店オプションで追加するかの2択。モニターなしはない。後者は2プランあり、上位のTコネクトであれば3年の地図無料更新や、ビッグデータを活用した賢い道案内機能が使える。

(9)ハイブリッドとガソリン車の価格差は? →約37万円
例えばZ系での比較の場合、減税額等無視で年間1万㎞走行をした場合、年間ガソリン代の差額はハイブリッドとガソリン車で約2万6000円。車両価格の差額を回収できるのは、かなり粗い計算だが14年かかる(レギュラー154円計算)。

ガソリン満タン時、1回のコストは?
●ガソリン車→約6400円●ハイブリッド車→約5500円
タンクはハイブリッド36L、ガソリン42L。満タン給油での走行可能距離は、ハイブリッドが平均1065㎞、ガソリンが822㎞。

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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