オフ系ホイールを履きこなす上で、実は重要になってくるのがタイヤ選び。その理由はタイヤのブロックパターンも見せるのがオフ系メイクの流儀だから。サイズだけではないタイヤ選びこそ、オフ系足元メイクのもうひとつの楽しみだ。
インチアップのときとは違い、オフ系ホイールをカッコよく履くために欠かせないのがブロックタイヤ。
選ぶ際のポイントをカーポートマルゼン埼玉本店の小林さん&畠山さんに聞くと「イチにも二にも見た目です」という。
オフ系タイヤの特徴は、大きなブロックが並ぶトレッド面、そしてホワイトレターやショルダーのデザインで構成されるサイドウォールのデザインにある。
インチアップだと扁平を薄くして車高を下げるためタイヤの見た目はそれほど気にならないが、車高を変えないか上げる方向のオフ系ではタイヤも立派なアピールポイントになるのだ。
一方で静粛性を気にする人も多いが「純正タイヤなど一般的なタイヤと比べて多少うるさくなるのは仕方ないですね。そのあたりは念頭においていただくといいかもしれません」と小林さん。
いずれにしても、どのタイヤも日常で使う性能は担保されているので、見た目から入るのがあとで後悔しないためのコツかもしれない。
(1)好みのブロックパターンで決める
オフ系タイヤを選ぶときに、まず気にしてほしいのが見た目。ローダウン系カスタムと異なり、タイヤもしっかり見えるのがオフ系メイクなので、ブロックやショルダーが気に入るかは大きなポイントだ。「個人的にはM/Tタイヤの迫力あるデザインがおすすめですが、ちょっとゴツゴツしすぎると感じるならR/TやA/Tも十分オフ感を味わえますよ」。
【R/T Rugged Terrai】
A/TタイヤとM/Tタイヤのいいところを併せ持つR/Tタイヤ。見た目もカッコよく、実用性を両立しているのが魅力。一方で静粛性ではA/Tに及ばず、見た目もM/Tほどゴツくないのが弱点。
【M/T Mud Terrain】
もっともオフ系らしい雰囲気を堪能できるのがM/Tタイヤだ。大きなブロックは、いかにもというルックス。ブロックデザインの影響でノイズは大きめ。しかし、見た目優先なら断然M/T。
【A/T All Terrain】
比較的乗用車タイヤに近いトレッドパターンを採用しているのがA/Tタイヤ。そのため乗り心地がよく、ロードノイズもオフ系タイヤにしては静か。ただ、見た目がおとなしいのが玉に瑕。
(2)タイヤショルダーのデザインもチェック
オフロードタイヤの見た目はトレッドばかりではない。ショルダーにもデザインが施されている。一部銘柄では左右でデザインが異なり、タイヤを組む際に好きな方を見せることができる。ここでもタイヤ選びの楽しさを味わえるのだ。
TOYO OPEN COUNTRY R/T・SIMPLE
TOYO OPEN COUNTRY R/T・STYLISH
人気のオープンカントリーR/Tは基本的なデザインはほぼ同じでブロック内のアレンジを変えたシンプルとスタイリッシュの2パターンから選ぶことができる。
YOKOHAMA GEOLANDAR X-A/T・BIG BLOCK
YOKOHAMA GEOLANDAR X-A/T・RUG TYPE
ジオランダーX-A/Tも左右で別デザインの代表的なモデル。ビッグブロックとラグタイプという完全に異なるデザイン。「ビッグブロックの方が人気です」。
NITTO MUDGRAPPLER
ド派手なデザインのニットー・マッドグラップラーのショルダー部。爬虫類の皮膚のようなうろこ状のデザインと爪を組み合わせ。
(3)レターの色も選びのポイント
タイヤを選ぶ際のもうひとつのポイントがロゴのアレンジ。大きく3種類あり、一般的なタイヤ同様に本体と同色のもの、そしてロゴ全体がホワイト、縁取り部分がホワイトになっているものがある。ホイールとの相性もあるので一概にホワイトレターが正解というわけでもないし、最近では、あえてブラックレターを選ぶ方も増えているという。
Black Side Wall
一般的なタイヤ同様、ロゴ部分が本体同色のBSWタイプ。カスタム色が薄く、シンプルにオフ系な足元におすすめ。
Raised White Letter
オフ系らしさ全開でカスタム感を堪能できるホワイトレター。銘柄やサイズによって大きさが変わるので実物で要チェック。
Outside White Letter
ロゴの縁取り部分を白く見せるOWLタイプ。レター部は新品時保護されていて熱湯&パークリで保護膜を落とす。
同じ銘柄でもサイズによって設定が異なります!
同じ銘柄なのにホワイトレターとブラックサイドウォールが混在しているケースもある。欲しい銘柄でもサイズによってはホワイトレターの設定がないこともあるので、詳しくはショップで相談してみよう。
TOYO OPEN COUNTRY R/T(275/55-20)
TOYO OPEN COUNTRY R/T(155/65-14)
スノーフレーマークの選択も重要です!
オフ系タイヤを選ぶ際、雪道でもそのまま走りたいならM+Sマークに加え、スタッドレス不要のスノーフレークマークがついているものがオススメ。代表的なモデルだと、BFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2やヨコハマ・ジオランダーA/Tがある。
【カーポートマルゼン埼玉本店】
タイヤを転がすCMでおなじみのカーポートマルゼン。オフ系タイヤ&ホイールはもちろん、これからの季節スタッドレスもおまかせ!
住所●埼玉県上尾市日の出1-13-11
電話番号●0120-921-525
営業時間●10:00~19:00
定休日●無休
https://www.maluzen.com
カーポートマルゼン埼玉本店・畠山涼太さん
「見た目や乗り心地など、要望に応じてぴったりのタイヤを提案します」と畠山さん。オフ大好き小林さんとともに相談に乗ってくれる。
人気車種のオススメサイズはこちら!!
小林さん&畠山さんに代表的な車種にぴったりのサイズを聞いてみた。「CX-5にオススメの225/65-17は、エクストレイルやフォレスターなどMクラスSUV全般に対応する万能サイズ。ただ人気の主要銘柄でホワイトレターがないのが惜しいところです」。
LAND CRUISER PRADO ランドクルーザープラド
●265/65-17●265/70-17
RAV4 ラブフォー
●225/65-17●245/65-17●235/70-16●225/70-16
DELICA D:5 デリカディーファイブ
●225/70-16●235/70-16
JIMNY ジムニー
●215/70-16●185/85-16
JIMNY SIERRA ジムニーシエラ
●225/70-16●215/70-16●235/70-15
CX-5 シーエックスファイブ
●225/65-17
ALPHARD / VELLFIRE アルファード&ヴェルファイア
●225/60-17●215/65-16
VOXY / NOAH ヴォクシー&ノア
●205/60-16●195/65-15
※ノーマル車高での推奨サイズ。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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