今年もトレンドの最先端を行く、魅惑的なデザインのホイールが多数デビュー。ホイールひとつで、クルマの印象はガラリと変わるだけに、必ずチェックしておきたいところ。各ブランドがこだわり抜いて開発した1本をじっくりと確認していこう!
スタンダードの極みを追求したスポークフォルム
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デザインや設計、品質管理などの根幹部分は日本国内、価格面へ直結する製造部分は先進技術や最新工作機器が積極導入されて生産効率に優れる海外といったクロスオーバー体制を築き、コストパフォーマンスに優れたホイールを続々と生み出しているのがMID(マルカ・インテリジェント・デザイン)だ。
そんな注目メーカーのフラッグシップブランドは、既視感のあるスタンダードデザインへさりげないブラッシュアップを施して上質な足もと魅せを図るRMP。実サイズ以上の大口径感を引き出すリムオーバー、幾重にも重ねた塗膜で味わい深い輝き放つハイパーメタルコート/ミラーカットを主軸に、ボディサイズやスタイル問わずに履きこなしがキマるアイテムを多彩に揃えている。
そんなRMPシリーズの最新作が027F。これまで2×8や2×5、5本スポークなどの人気レイアウトを次々に研ぎ澄ましてきたRMPだが、2×7は初ラインアップ。聞けばブランド立ち上げ時は2×7変遷期だったこともあり、スタンダードの最適解をじっくり模索してのプロデュースとなった。
その仕上がりは秀逸で、まさにスタンダードの極みといえる。センターパートからシームレスに弧を描いてリムオーバーさせていくスポークの伸びやかさ、シリーズ初採用となるスポークアンダーカットでさりげなく引き出した深み。奇をてらったデザインで視線を足もとへ呼び込むのではなく、マッチング車両へ馴染ませることでスタイル全体を魅せていくRMPらしい一本だ。
なお、027Fはブランドカラーであるハイパーメタルコート/ミラーカットのほか、セミグロスガンメタ/ポリッシュと3Dブラッシュドが設定されている。メリハリの効いた大口径と鍛造にもひけをとらないスリムスポークを積極的に打ち出すことができる、天面の光沢感極まるセミグロスガンメタ/ポリッシュで履きこなすのも一手だ。
【RMP 027F】
軽さと頼もしさを引き出すフローフォーミング製法、鍛造にもひけをとらない造形美といったシリーズ共通のこだわりを注ぎつつ、2×7の最適解をシームレスな足長感とスリムスポークで表現した027F。繊細すぎず、粗すぎないメッシュデザインはプレミアムな足もと魅せにおいて最有力候補となる。
インパクトあるフェイスデザインを持つ30ヴェルファイアでは中途半端な足もと魅せだと迫力負けしてしまうが、027Fなら主張しすぎず控えすぎない存在感でスタイリング全体が際立っていく。リムを突き抜けるようなスリムスポークでの大口径感打ち出しも◎。
シリーズ初のスポークアンダーカットでアングル問わずの奥行き感を確保。リムオーバーさせたスポークエンド、シームレスでありながら深みを放つように落とし込んだセンターパートの造形美など、2×7デザインを繊細に研ぎ澄ます。
SPEC
■17×7.0J~20×8.5J ■5万2500円~9万9500円
■ハイパーメタルコート/ミラーカット、セミグロスガンメタ/ポリッシュ、3Dブラッシュド
【RMP 050F】
メッシュデザインを主軸に展開しているRMPのラインアップで、唯一無二となる5本スポークデザインが050Fだ。5Hに対してバランスのとれたフォルムでスポーティな足もととするだけでなく、スポークサイドに向かって面取りしたエッジや真鍮製エンブレム、立体感高まるセンターパートといったプレミアムテイスト放つ造形美もしっかり魅せる一本とした。スポークサイドへ向かわせた面取りのエッジで、力強いスポークボリュームを確保しつつシャープさも演出。躍動感高まるスポークデザインに落とし込みにくい高級感は、センターパート周囲へ集約させた造形美で馴染ませている。
■17×7.0J~20×8.5J
■5万3900円~8万300円
【RMP 028F】
RMPのファーストモデル028Fは、2×8で構成したメッシュデザイン。車種や狙いのスタイル問わずにマッチングできるスタンダードデザインだが、リムオーバーさせたスリムスポークやフランジへ鋳出したロゴで外周視点がしっかり強化されている。2021年に追加されたセミグロスブラック+リムエッジDC+ロゴマシニングは重厚さも押し出せる注目カラーだ。剛性へ直結する体積確保でフランジ手前にあしらったスポークラインの変化も外周視点強化に貢献。なお、写真のセンターキャップはレンズタイプよりもロゴの立体感が強く押し出されるセミグロスガンメタ用ソリッドタイプだ。
■18×7.0J~21×9.0J
■5万9950円~9万3500円
【RMP 025F】
センターキャップを中心として繊細かつ逞しさを与えたスポークをリムフランジいっぱいまで引き延ばしていく025F。スポークサイドやナットホール周囲へ多段階の面をあしらったことにより、2×5のラフメッシュデザインは抜け感とインパクトある一本へ昇華された。その造形美を際立たせる高級感満点の3Dブラッシュドもラインアップされている。ナットホール間を突き抜けるようにセンターキャップとリムフランジを結んだスポークで、足長感はMAX! 繊細な造形美を注ぎながら逞しさ放つセンターパート、アングルによって浮き上がってくるスポークサイドのプレスラインが美しい。
■17×7.0J~20×8.5J
■5万2800円~8万9100円
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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