BEV、PHEVに乗るならどんなクルマを選べばいいの? 桃田先生に聞いてみました!

「今年3月に発売された日産・アリアなど、注目車が続々!」いま買えるBEV&PHEVが知りたい 〜国産車編 Vol.2〜 #そこが知りたいEVのこと PART3

アリア(BEV)
普通のエンジン車に比べればやはり割高感が漂うBEV。国や自治体の補助や、税金は?電気代はガソリン代より安いの?自宅に充電設備を作る費用は?などなど、3時限目のBEV経済学を学んだ次は、いま買えるBEV、PHEVを揃えてみました。

NISSAN【アリア、リーフ】

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日産のブランニューBEVアリア。2021年6月よりB6 limitedの予約を開始。スタンダードモデルのB6は今年3月に発売された。全長4595×全幅1850×全高1655㎜、ホイールベース2775㎜(B6)のボディに、66kWhのバッテリーと、218ps/300Nmのモーターを搭載する。B6 limiitedの予約受付は終了。B6(539万円)のほか、現在ホームページ上ではB6 e-4ORCE limited(720万600円)、91kWhのバッテリーを搭載するB9 limited(740万800円)/B9 e-4ORCE limited(790万200円)のWEB予約を受け付けている。

リーフは2010年12月に発売、国産BEVとして長らく孤高の存在だった。現行の2代目は2017年に登場、19年にマイナーチェンジを実施。150ps/320Nm・40kWhバッテリー搭載車はNISMOやAUTECHを含む7モデル(332万6400円~429万8800円)、218ps/340Nm・62kWhバッテリーを搭載する「e+」モデルでも4モデル(441万7600円~499万8400円)を展開するなどバリエーションは豊富だ。一充電航続距離は40kWhバッテリー搭載車が400㎞(NISMO:350㎞、AUTECH:379㎞)、62kWhバッテリー搭載車は570㎞(AUTECH:534㎞)となっている。

HONDA【Honda e】

2020年10月に登場。全長3895×全幅1750×全高1510㎜、ホイールベース2530㎜というコンパクトなボディのBEVだ。ラインアップは最高出力136ps/最大トルク315Nmの標準車(451万円)と、最高出力154ps/最大トルク315NmのAdvance(495万円)の2モデルを揃える。一充電走行距離は16インチタイヤの標準車が283㎞、17インチタイヤのAdvanceが259㎞となっている。

MITSUBISHI【アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEV、ミニキャブMiEV】

21年12月に発売された新型アウトランダーPHEV。PHEVとしては2代目、アウトランダーとしては3代目となるこの新型では、PHEVのみのラインアップでデビューした。グレード構成はM/G/Pで、すべて三菱独自の車両運動総合制御システム「S-AWD」による4WDだ。搭載されるエンジンは4B12 MIVECでエクリプスクロス同様だが98kW/195Nmとスペックはやや異なる。モーターは前S91・後YA1で、前85kW/255Nm・後100kW/195Nmとなる。WLTC燃費は16.2㎞/L。乗車定員はMは5人乗り、Pは7人乗りで、Gはどちらの選択も可能だ。462万1100円~532万700円。

エクリプスクロスのPHEVモデルはすべて4WDで、M/G/Pの3モデル構成だ。94kW/199Nmの2359cc直4ガソリンエンジンに、フロント60kW/137Nm・リア70kW/195Nmのモーター(前S61・後Y61)を組み合わせる。WLTC燃費は16.4㎞/L。価格は384万8900円~451万円。
i-MiEVの技術を使ったミニキャブMiEVは2011年12月発売と長く販売されている商用バンだ。現在のラインアップは16.0kWhの2シータ―(243万1000円)と4シータ―(245万3000円)の2モデルで、いずれも2WD。最高出力41ps/最大トルク196Nmで、一充電走行距離は150㎞(JC08モード)。年内に新型デビュー?の噂も聞こえてきた。

BEVのトランスミッションって?

BEVにはトランスミッション(変速器)が必要ない、と言われることがよくあります。変速器は、エンジン回転数が低い時にトルクを出すために必要な装置として開発されました。手動のマニュアルから、液体を介するトルコン(トルクコンバーター)式のオートマチックに進化し、またトルコンなしでクラッチ機構による変速時のダイレクト感がしっかり出るオートマチックなども登場しました。一方、BEVはモーターの低回転域から一気にトルクが立ち上がるため、基本的にトランスミッションの設定を考慮しない場合が多くあります。ただし、欧州高級BEVなど、一部では少段式ATを組み合わせて、コストアップしても走行性能をさらに高めているケースもあります。

著者PROFILE●桃田健史
1962年8月、東京生まれ。日米を拠点に、世界自動車産業をメインに取材執筆活動を行う。インディカー、NASCARなどレーシングドライバーとしての経歴を活かし、レース番組の解説及び海外モーターショーなどのテレビ解説も務める。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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